「オンラインのピルって1か月に幾らかかるの?」
「低用量ピルって自費?保険適用?安く買う方法は?」
もしかしてオンライン診療の低用量ピルの値段や安く購入できる方法をお探しでは?
ここでは低用量ピルの料金を比較した上で、購入先ごとのメリットとデメリットを比較してみました。
PMSの改善や生理周期のコントロールでお悩みの方、かつお得に低用量ピルをお探しの方はぜひピル購入の参考にしてみてください。
※記事内にアフィリエイト広告が含まれる場合があります
【ピルの料金は幾らかかる?】低用量ピルの相場とアンケート調査結果
以下のアンケート調査結果のとおり、オンライン診療で低用量ピルを購入するときの相場は、1シート(28日分)で2,000円~4,000円程度といわれています。※初診料1,000円~3,000円、検査料がクリニックによってかかる場合があります。
オンライン診療にかかった費用は3,000円代が35.2%と最も多く、次いで4,000円台が21.1%、5,000円以上が18.8%となります。
とはいえ保険適用か自費どうかでピルの料金は大きくかわるため、購入前に自分の悩みやピルの用途をはっきりさせておきましょう。
【低用量ピルって保険適用?自費?】用途でかわるピル料金
以下のとおり、低用量ピルは用途や目的によって保険が適用される場合とされない場合があります。
ピルの自費と保険適用の違いは何ですか?
ピルは、処方の目的によって自費(全額負担)と保険適用(3割負担)に分けられ、同じ薬でも保険が適用される場合とされない場合があります。保険適用となるのは、月経困難症や子宮内膜炎などの治療で、すべての症例が保険適用になるわけではありません。
避妊や皮膚症状の改善などは保険適用外であり、全額自己負担で自由診療となります。(※月経困難症とは、月経の開始とともに下腹部痛、腰痛、吐き気、嘔吐などの症状が現れ、月経が終わると消失または軽減する症状です)
ピルの保険適用を受けるためには、さまざまな検査が必要です。本格的に治療したいのであれば、面倒でも保険適用で治すべきでしょう。また保険適用であっても症状によっては受けられない場合もあるので、オンライン診療のサービスで確認してみましょう。
このように保険適用は、避妊目的ではなく、月経困難症やPMS、子宮内膜症などの病気を診断・治療する場合にのみ適用されます。このような病気の診断には、診察が必要な場合があることを覚えておきましょう。
個人輸入・ネット通販のピルは安いけどリスクも高い
結論からいうと、料金の安さだけで個人輸入やネット通販の低用量ピルを選んでしまうことは非常に危険です。
日本国内で正規に流通している医薬品、化粧品や医療機器などは、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません。
- 個人輸入される医薬品等の品質、有効性及び安全性(以下「品質等」という。)については、我が国の医薬品医療機器等法に基づく確認がなされていません。
- 国によっては、医薬品等の品質等について、我が国と同じレベルでの確認が行われていないことがあります。
- 品質等の確認が行われていない医薬品等は、期待する効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれている場合があります。
このように、偽物を購入してしまう可能性や万が一副作用が生じた場合も対処してもらえません。結果、ネット通販ならばオンライン診療で購入できる低用量ピルの方ががより安心・安全かつお得に利用できるのでおすすめです。
低用量ピル・中容量ピルの主な副作用
ピルを服用することによって起きやすい副作用は、以下のようなものです。
- 不正出血
- 吐き気
- 頭痛
- 胸の張り
- むくみ
- 気分の落ち込み
- 体重増加(食欲増進)
- 血栓症など
不正出血や吐き気は副作用の中でも起きやすい症状の1つです。そのほか肌荒れや下腹部痛が起こることがあり、重大な副作用としては血栓症も挙げられます。また長期間の服用で妊娠や死亡率などに影響を与えることはありませんが、まれに肝機能障害を起こすことがあります。
血栓症や肝機能障害以外の副作用については一時的なものが多く、3ヶ月程度飲み続けてホルモンバランスが整うと収まりやすいです。またピルを飲んで太ったという話を聞いたことがあるかもしれませんが、ピルを飲んだだけで太るというわけではなく、ホルモンバランスが変化することで食欲が増したり、むくみが原因で太ったと感じる人もいます。
副作用の発現には個人差がありますが、喘鳴やむくみなどの軽い症状が出ることの方が多く、血栓症などの重い副作用はめったに出ません。もちろん、全く副作用の出ない方も一定数いらっしゃいます。
副作用の程度や症状は体質やピルの種類によって異なるので、服用してみなければわかりません。もし、副作用がつらい場合や、3ヶ月経っても収まらない場合には、我慢せずクリニックに相談するようにしましょう。
【ピルを買うならオンライン診療と対面診療どちらが安い?】ピル購入時のメリット・デメリット
安全に低用量ピルを購入するなら、じっさいにクリニックを受診(対面診療)またはオンライン診療という方法があります。そこで購入先のメリットとデメリットを比較してみました。
オンライン診療 |
対面診療 | |
---|---|---|
特徴 | スマホなどで診察可能 どこにいてもOK |
従来の受診方法 |
メリット | 待ち時間なし 交通費なし クリニック行く手間もなし |
対面なので安心感あり |
デメリット | 送料が生じる 対応クリニックが限定される |
待ち時間・交通費がかかる 定期的に通う必要あり |
結論からいうと、クリニックに通う時間のある方、スマホを利用したオンライン診療だと不安な方ならば対面診療がおすすめです。一方、忙しくてクリニックに通うのが厳しい方やクリニックの長い待ち時間が苦手な方、手っ取り早くピルを購入したい方ならオンライン診療のピルを購入するのがおすすめです。
オンライン診療でピルを購入するメリット・デメリット
オンライン診療でピルを購入する最大のメリットは、自宅にいながら診察から支払いまでを済ませることができるので、忙しくて病院に行けないという人でも必要なタイミングで必要な量のピルを受け取ることができること。
ただし送料が高くなったり、ピルが届くまでに時間がかかったりするというデメリットもあります。事前にオンライン診療のピル購入にともなうメリット・デメリットを把握した上で利用を検討しましょう。
ピルをネットで購入する3つのメリット
ピルをネットで購入するメリットは3つあります。
- 手間がかからない
- 引っ越しても受診できる
- 人目を気にせずピルを購入できる
ピルをオンライン診療の最大の魅力は、時間をかけずにピルを購入できることです。病院に行く必要もなく、診察の待ち時間もなく、薬を手に入れることができるのです。
さらに転居しても同じクリニックで治療を受けられるので、かかりつけ医を見つけたい方にもおすすめです。婦人科を受診することやピルの処方に抵抗がある方も、人目を気にせず安心して購入することができます。
直接医師に相談するのが難しい場合、オンラインなら相談しやすい環境が整っています。
ピルをオンライン診療で購入するデメリット
対面での相談をせずにピルを購入した場合のデメリットとして考えられるのは、以下のような点です。
- 費用が高くなる可能性がある
- トラブル時の相談がしにくい
- ピルを入手するまでに時間がかかる場合がある
注意したいのは、ネット診療の場合、ピルの代金や送料が高くなることがあるということです。
薬を手軽に購入できる分、病院での診察に比べて費用が高くなる可能性があるので、事前に調べておくことが大切です。
近くに医師がいないため、副作用などの相談がしにくいというデメリットもあります。
クリニックによっては営業時間外でもメールなどで対応してくれるところもあるので、心配な方はトラブル時の対応について調べてみましょう。
基本的にネット通販の場合、薬が届くのは翌日以降になります。診察後すぐにピルが届くということは考えにくいので、計画的に行動する必要があります。
こんな人はオンライン診療のピル購入がおすすめ
ピルをネットで購入するのは、以下の条件に当てはまる人におすすめです。
- ピルをネットで購入するのがおすすめな人
- 忙しくて受診する時間がない人
- すでにピルを服用している人
- かかりつけ医を探したい人
- 診察を受けずにピルを購入したい人
- 近くに婦人科がない人
ネット処方のメリットは、なかなか病院に行けない方でも、自宅にいながらピルを購入できることです。
どこに住んでいても同じ医師に診てもらえるので、かかりつけ医を探したい人。ネット処方は、薬によるトラブルの相談がしにくいが、すでにピルを服用している人は同じ処方を受けることができる。
【安さだけじゃない!】オンライン診療のピル購入のクチコミまとめ
ここまで料金+安心感でおすすめしてきたオンライン診療のピルですが、じっさいにオンライン診療のピルをつかった人は満足しているのでしょうか?
以下、オンライン診療のピルに関するアンケート調査結果を掲載します。
料金に対する満足度
・大変満足(★★★★★)…26.8%(11人)
・満足(★★★★)…58.5%(24人)
・普通(★★★)…12.2%(5人)
・不満(★★)…2.4%(1人)
・大変不満(★)…0%(0人)
※ピルのオンライン診療を利用したことがある41人が対象
「料金に対する満足度」で、最も多い回答は「満足(★★★★)」58.5%(24人)となりました。
オンライン診療のピル 良い口コミと悪いクチコミ
以下、じっさいにオンライン診療のピルを利用しているユーザーさまの生の声をまとめてみました。ぜひ購入前の参考にしてみてください。
すぐに受け取れるのが嬉しい!
近くに産婦人科がないので、ネット診療を知ったときはうれしかった。こんなに便利になったとは思いませんでした。また、すぐに受け取れるのもとても助かりました。
女医さんに相談できる
直接病院で相談するのは抵抗があったので、アプリで相談できるのはとても良いと思います。返信も早いし、自分で医師を選べるので。地方では女医さんが少ないので、女医さんに相談できるのはよかったです。デメリットは、送料がかかるので、ちょっと高いかなと思いました。
丁寧で便利なサービス
診療自体は、最終月経日、月経周期、過去に緊急避妊薬を飲んだことがあるかなど簡単な質問で15分ほどで終わりました。すぐにピルを送ってもらいました。定期的に発送してくれるなど、とても丁寧で便利なサービスだと思います。
恥ずかしくない!
先生や誰かに直接会うことなく、自宅で手続きができるので恥ずかしさがなくなりました。
オンライン診療は楽でお得
処方箋をもらうときよりも、薬を飲み始めてからのほうが疑問点が多いので、普通の病院だと診察料だけで済んでしまいます。その点、気軽に質問できるシステムがあり、こちらの方が楽でお得でした。
病院に行く手間が省ける
一番大きいのは、病院に行く手間が省けることです。病院に行くのは時間がかかるし、人に見られる雰囲気はちょっと苦手なので、ネットで治療が受けられるのは安心感があります。また、注文してから届くまでが早いのもメリットだと感じています。
【料金以外の不安も解消】オンライン診療でピル購入時のQ&A
安くてお得なクリニックを選んで低用量ピルを買うことばかりに気を取らてはダメ。購入前に疑問を解消しておきましょう!
オンライン診療のピルに関するQ&A
ピルには様々な種類があり、飲み方もいくつかあるため、いざ飲み始めるとわからないことがたくさん出てくると思います。ピルに関する疑問を解消しておくことで、スムーズにピルを服用することができます。
- ネットでピルを購入したら、どのくらいで届きますか?
-
最短で翌日には受け取ることができます。 ネット相談をしてからピルが届くまでの日数はクリニックによって異なりますが、ほとんどのクリニックでは当日発送が可能で、最短で翌日には受け取ることができます。 ただし、処方箋のみ発送され、近くの調剤薬局に受け取りに行く必要がある場合もあります。
- オンライン診療に保険は適用されますか?
-
オンライン診療も保険が適用される場合があります。 ピルは、各種検査の結果、月経困難症や子宮内膜症と診断された場合のみ保険が適用されます。 そのため、すでにピルに保険が適用されている方は、引き続き保険が適用されます。ただし、ほとんどの場合、初診は自費になります。
- ピルは妊娠に影響しますか?
-
ピルの長期服用歴があっても、妊娠に影響はありません。 ピル服用中は妊娠できませんが、ピルの服用を中止して数ヵ月後には通常通り排卵が起こるので、妊娠する可能性はあります。
- ピルは何歳から飲めますか?
-
原則として、月経が始まっていれば、ピルを服用することができます。 WHOは、月経が始まっていればピルを服用してもよいとしています。逆に、40歳以上の方は、年齢とともに血栓症のリスクが高まるため、処方されない場合もあります。
- ピルの効果はどのくらいで現れるのでしょうか?
-
ピルの避妊効果は、服用後1週間程度で現れます。 生理痛やPMSの改善は次の生理から効果が出ることが多いですが、ピルが合わない場合は効果を感じにくいことがあります。
- ピルと相性の悪い薬やサプリメントはありますか?
-
ピルによっては、効果に影響を与える薬やサプリメントがあります。 数は少ないですが、ピルと一緒に飲んではいけないものもあります。現在服用している薬やサプリメントがある場合は、必ず医師に伝えてください。
- オンライン診療のピルって通常の病院のピルより高い?
-
ピル自体の値段は、病院で処方されるものと同じです。 ただし、ネット診療の場合、ピルを郵送するための送料が別途500~700円かかることがあるため、割高になります。
- ピルにはいろいろな種類がありますが、どれを選べばいいのでしょうか?
-
ピルの種類は、エストロゲンの含有量やプロゲステロンというホルモンの種類によって異なります。 種類によって、ニキビやPMSなどに効果的なものがあります。もちろん、効果には個人差があるので、まずは改善したい症状について医師に相談してみましょう。
- ピルに副作用はないのですか?
-
低用量ピルは、副作用の少ない薬です。 低用量ピルはアフターピルとは違い、副作用があまりなく、あっても体が慣れるまでの一時的なものがほとんどです。 また、ピルズUでは、飲み始めてから2週間は医師の再診が無料ですので、万が一の場合も安心です。
- アフターピルをネットで処方してもらうことも可能ですか?
-
オンライン診療でアフターピルを処方することは可能です。 今回ご紹介した5つのオンライン診療のうち4つは、アフターピルのオンライン処方も受け付けています。 アフターピルは性行為後72時間以内に服用する必要があり、早ければ早いほど避妊効果が高くなります。 オンライン処方は、ピルが郵送されるまでに時間がかかるというデメリットがあるので、アフターピルの処方を希望する場合は、できれば直接受診してすぐに処方してもらうことをおすすめします。
- オンライン診療のピルってネット通販のピルと一緒じゃないの?
-
通販で流通しているピルの中には、偽物の場合もあり、あまりおすすめできません。 海外製の場合、そもそも有効成分が含まれていないものが流通していたり、それどころか悪い成分が入っていることもあります。 同じ名前やパッケージで販売されていても、実は中身は偽物ということもあり、素人では偽物と本物の判断がつかないため非常に危険です。
- なぜ通販サイトの外国製低用量ピルは安全じゃないの?
-
日本で正規に流通している医薬品、化粧品、医療機器などは、医薬品医療機器等法に基づき、品質、有効性、安全性が確認されていますが、個人輸入された海外製品については、そのような保証はありません。海外からの低用量ピルの並行輸入品が通販サイトなどで販売されていることがありますが、偽物の可能性があります。また、万が一、重篤な副作用が発生した場合、医薬品副作用被害救済制度による補償が受けられない可能性があります。 さらに、並行輸入品の転売は犯罪行為となります。他人が買ったと思われる薬、もらったと思われる薬は服用しないようにしましょう。
- 未成年の場合、親の同意は必要ですか?
-
保護者の同意が必要かどうかは、医療機関の方針によって異なりますので、事前に電話で確認しておくとよいでしょう。なお、保険証を使用した場合、医療機関名とかかった医療費は保険加入者(親権者)に通知され、保険適用の錠剤は3割負担になります。
- 低用量ピルで生理をずらすにはどうしたらいいの?
-
低用量ピルで生理を早めるには、連続10日以上服用した後、服用を中止してください。止めてから2~5日後に生理(休薬)が始まります。予備の錠剤は、月経を遅らせるために保管しておくことができます。7日間休んだら、新しいシートの1錠目を飲み始めましょう。
月経を遅らせたい場合は、3週目の錠剤を飲み終えた後、休息を取らず、次のシートの低用量ピルから3週目の錠剤を飲み続けて下さい。服用中止後2〜3日で月経が起こりますので、7日間休薬した後、新しいシートの1錠目を飲み始めてください。
低用量ピルで月経を調整できるのは、1週間程度です。 また、低用量ピルを休薬期間なく継続して服用する方法や、中用量ピルを使用して月経を移動させる方法もあります。詳しくは、産婦人科医や婦人科医にご相談ください。
- オンライン診療のピルの価格相場ってどのくらい?
-
低用量ピル 1シート:2,000円~3,000円程度
中用量ピル 1シート:4,500円~6,000円程度
アフターピル :4,000円~20,000円前後マーベロンやトリキュラーなどの低用量ピルなど、様々な種類があります。種類や処方してくれるクリニックによって価格が異なるので、予算に合わせて選びましょう。
- 他の病気や治療へピルは影響しませんか?
-
オンライン診療のピルは多くのお薬と一緒に服用することができます。 ドラッグストアで市販されている薬との併用も問題ありません。不安な場合は医師の診察を受けていただきますので、服用しているお薬をお知らせください。
- ピルをのむことで運動や飲酒などの制限はありますか?
-
毎日決まった時間に1錠飲むこと以外には、特に制限はありません。 運動や飲酒は通常通り行っていただいて結構です。人によっては、毎日1錠飲むことをきっかけに、良い生活習慣を作ることもできます。
- 飲み忘れても大丈夫ですか?
-
飲み忘れた錠剤をすぐに服用し、その後も毎日1錠ずつ、いつもの時間に服用してください。 2日以上飲み忘れた場合は、注意が必要です。飲み忘れた直近の錠剤をすぐに服用し、その後も毎日1錠ずつ、いつもの時間に服用を続けてください。なお、7錠以上続けて服用するまでは、他の避妊方法を使用する必要があります。
まとめ
低用量ピルの料金、安くてお得な購入方法について比較してみました。結果、安さだけじゃなく安心感、万が一の副作用の場合にしっかりと対処してもらえるかどうかも値段以上に大切です。
ぜひあなたの低用量ピル選び、クリニック選びの参考になれば幸いです。