前回、【性病で浮気も発覚!!】トリコモナス膣炎⇒性器ヘルペスのWショックな女性の性病体験談という記事で、彼氏の浮気が原因でトリコモナス膣炎が発症し、掻き崩したことで性器ヘルペスまで併発させてしまった……という二つの性病を同時に発症された体験談をご紹介しました。
すると前回の性病体験談をご覧になった方から……
自分の場合も元彼から感染は一緒だが、1つ目の性病を治療したことが原因で2つ目の性病を発症させてしまった!!
という貴重な体験談を寄せていただきました。そこで今回は急きょ、性病治療が新たな性病の発症を引き起こしたという性病体験談をご紹介します。
彼女がどのように感染し、発症後どんな状態が続きどうやって治療を進めたのか……一部始終をご覧ください。
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おりものシートを1日3回変えても追いつかない大量のおりもので発覚した性病体験談
私は大阪に住んでいる29歳の女です。私の感染源は元彼。
気づいたのはおりものの量が急に増えたこと。それまではおりものシートを丸1日変えなくても過ごせていたのに、1日に3回変えても追いつかず、ひどい時は下着に染みていることも…そして、匂いも気になりました。
元々ピルを服用しておりかかりつけの婦人科に相談し調べたところ、クラミジアでした。
治療は1日だけ飲めば効果が1週間ほど継続するものを飲みました。しかしそれは体内の良い菌も殺してしまう強い薬だったので、抵抗力が落ちてカンジダになってしまいました。その後、カンジダの膣材をさらに1週間ほど使用し、やっと完治しました。長い2週間でした。
元彼は風俗が好きだったし、内緒で風俗に行ったことも知っています。それが感染源だと考えています。今考えるとそんなやつを相手に、ピルを使用しているからといってゴムなしで性交してしまったのがそもそもの原因ですね。それ以降、元々ピルを飲んでいたのもあり少し疲れるとカンジダを発症しやすくなってしまい本当に後悔しています。気軽にゴムなしの性交はするべきではありません。
しかし、クラミジアは不妊につながる病気です。本当にはやく気づけてよかったです。普段からおりものを気にする習慣をつけておくことをおすすめします。
突然のクラミジア発症から間髪入れずカンジダ膣炎が発症しWの治療……お疲れさまでした!! 彼氏の浮気問題は別として性病が完治されて何よりです。
恐怖!! 性病治療が他の性病を引き起こすことに……!!
通常、性病がWで発症する場合……
- 陰部の痒みを掻き崩した結果、掻き傷から他の性病に感染
- 体内の免疫機能が低下したことで、過去に感染した性病が再発
というのが典型的なパターンですが、稀に今回の性病体験談のような、1つ目の性病治療が原因となって他の性病に感染するケースもあります。文中でも
しかしそれは体内の良い菌も殺してしまう強い薬だったので、抵抗力が落ちてカンジダになってしまいました。
とあるように、クラミジア治療に用いる薬には良い菌を殺してしまう効果もあるため、他の性病に対する免疫力・抵抗力が一時的に低下するのでご注意ください。
当ブログでは何度もお伝えしてきましたが
- 不特定多数のセフレ(セックス・パートナー)がいる
- 盛り上がった勢いから、行きずりの相手とヤることがある
- パートナー(セフレ)が頻繁に変わる
- 基本ゴム無し!コンドームの使用が少ない
- 安全日はコンドームを使わない(つかいたくない)
- アナルセックスなど出血するようなセックスをしている
という性生活が当てはまる方。こんな方はまずは以下の検査キットでも構いませんので性病を特定し、治療を終えるまでは上記の行為はもちろん、セックス・オーラルセックス等もお控えください。
クラミジア感染の症状と感染経路、主な治療方法
国内の性病でダントツに感染者の多いクラミジアに関して、当ブログでは何度も特集してきました。
ここではクラミジアの初期症状から主な感染経路、クラミジアを放置すると他の重篤な病気を引き起こすという恐怖もお伝えしました。
主な症状としては
感染経路 | セックス、オーラル以外、アナルや尿を使うプレイも可能性あり |
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特徴 | 男女とももっとも感染者の多い性感染症 感染者ダントツ一位 |
潜伏期間 | 1~4週間 |
症状 | 尿道の炎症により排尿痛、女性の場合は不正子宮出血や下腹部痛、性交痛 |
治療法と治療期間 | 抗生物質の服用あるいは注射により2週間ほどで治療可能 |
重要なポイントとしては、クラミジア感染と淋菌感染症は
淋菌との混合感染も多く、淋菌感染症の治癒後も尿道炎が続く場合には、クラミジア感染症が疑われる。
このように同時に感染するケースが多いため、もし上記の項目にピンときた場合、同時感染の確率の高い淋菌感染症もまとめて検査をされることをオススメします。
誰でも発症の恐れあり!! カンジダ膣炎の特徴と予防・治療法
今度は、クラミジア治療で利用した抗生物質が原因で引き起こされたカンジダ膣炎をみてみます。カンジダ膣炎とは
という女性全体の約2割がかかり、一度感染すると約7割の方が再発するという女性にとって超ポピュラーな性病として知られています。
原因としては普段から常在菌として体内に存在するカンジダ真菌が、腸内細菌のバランス変化などをきっかけに異常繁殖することで発症します。
主な症状は……
カンジダの主な症状
典型的な症状は、外陰部のかゆみとおりものの変化です。
かゆみは非常に強く、時に疼痛(ずきずきする痛み)を感じることもあります。おりものは白く濁り、酒かす、粥、ヨーグルト、カッテージチーズなどと表現される独特の性状を示します。
出典 フェミニーナ
という『陰部の痒み』と『おりものの異常』が中心。
またカンジダが発症しやすい状況は今回の治療にともなう抗生物質の使用だけでなく
- 寝不足や過労といった免疫力の低下
- 抗生物質の使用
- ステロイドの使用
- 糖尿病
- 生理の前後などのホルモンバランスの変化
- ガードル、ストッキング等通気性が悪く締め付けの強い下着の着用
- 妊娠
これらも要注意です。体調管理やストレス管理などもカンジダと直結するため、体調管理にはお気をつけください。
男女別 カンジダ膣炎に感染するとこうなる!!
では、カンジダ感染のさらに具体的な症状をみていきましょう!
まず女性がカンジダに感染した場合……
- 膣および周辺の激しい痒み
- 白い酒粕のようなおりもの、または粘度の高いおりもの
- 膣のヒリヒリ感や灼熱感・過敏
- 外陰部(びらびら)周辺の発疹
- 排尿痛・排尿時の違和感
- セックス時の痛み(性交痛)
一方、カンジダが男性に感染すると……
- 亀頭部の痒みやただれ、亀頭周辺に白いカスが付着する
- 亀頭に小さな水泡がいくつもできる
- 排尿痛、排尿時の違和感、尿道炎に近い症状
と症状は男女で微妙に違います。クラミジアや淋菌感染症と見分けがつきづらいため、婦人科や泌尿器科、性病科クリニックで検体を検査する。またハードルが高いという方はご自宅でこっそりと簡易検査キットでご確認ください。
まとめ
以上、クラミジア治療で抵抗力が落ちたことでカンジダ膣炎も発症された方の体験談でした。
数ある性病の中でも、カンジダ膣炎・性器ヘルペス等の性病は一度感染すると体内に病原体が潜み続けます(そもそもカンジダは常在菌なので誰もがもっています)
カンジダを発症させる原因
普段の腟内は、乳酸菌によって酸性に保たれているため、繁殖しにくくバランスの取れた環境になっています。
しかし、妊娠や出産、抗生物質の使用などで常在菌のバランスが崩れたり、糖尿病、疲労、ストレスなどで免疫力が低下したり、高温多湿な環境などで、カンジダ菌は異常増殖してしまいます。出典 フェミニーナ
このように抗生物質が原因となるだけでなく、糖尿病、疲労、ストレスまたは着用する下着が高温多湿な環境という場合、カンジダ発症のリスクは高まります。
また風俗好きなパートナーの場合、どんなにこちらが予防策を行ったところで新たな性病を持ち込んでくる可能性も高いです。性病治療がひと段落した段階で、彼氏の浮気・女遊び問題も本格的に解決されることもおすすめします。
今回の性病体験談は以上となります!!