「お尻にヒビ割れのような肉割れ・妊娠線!! これってどうすれば?」
もしかしてお尻や太もものあたりまでヒビ割れのような妊娠線がみつかって、慌ててネットで対策を調べていましたね!
ここでは、お尻から太ももにかけてできちゃったヒビ割れのような妊娠線の原因やできる条件、予防・解消法についてまとめていますので、慌てず冷静に参考にしてみてください。
結論からいいますと、お尻は発見されにくい部位ということもあり、気がついたら既に時間が経過した治りづらい肉割れではありますが、早期に発見して適切なケアを行えば確実に薄く目立たなくなってきます。
もし今すぐお尻の妊娠線ケアを開始するなら本格的なクリームを何かひとつ用意しておくことをおすすめします。
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お尻のひび割れとは? その原因と特徴
ではお尻の妊娠線を予防・解消する前に妊娠線の基本的な原因や特徴を簡単にお話しておきます。
お尻だけでなくお腹まわりやバスト、太ももといった部位にできやすい妊娠線ですが、どれも症状としては肉割れです、妊娠期にできる肉割れを妊娠線とよびます。
よくお腹まわりの肉割れにたいして妊娠線と呼ぶ人もいますが、妊娠期におこった肉割れであればどの部位でも妊娠線と一般的には呼ばれています。
ひび割れを医学的に妊娠線を考える
少し難しい話になりますが本来、肉割れや妊娠線という症状名もありません。
通称であって実際には線状皮膚萎縮症または皮膚伸展線条とよばれる皮膚の一症状のことです。
簡単にいえばお腹の赤ちゃんや子宮が大きくなったため、または皮下脂肪が増えて体型が変化したことで皮膚組織が引っ張られ、その張力によって真皮層に裂傷が生じた状態です。
具体的に説明させてもらえば、真皮層のコラーゲンファイバーやエラスチン線維、基質に浮かぶ線維芽細胞といった部分の断裂や亀裂です。
妊娠線の場合は妊娠6~7ヶ月目から臨月までに発生する方がほとんで。
また、広く肉割れと捉えた場合、ダイエットやそのリバウンド、過度な筋トレや成長期に急激に身長や体重が増加することも原因のひとつだといわれています。
なぜお尻には妊娠線ができやすいのか?
では多くの方のお尻に妊娠線ができやすい理由について。
お尻にかかわらずどの部位にもいえることですが、妊娠線をはじめ肉割れ全般にはできる条件というものがあり、幾つかの条件を満たせば簡単に妊娠線は発生します。
ちなみに以下のような部位は妊娠線のできやすい部位といえます。
- 体型の変化が起きやすい部位
- 皮下脂肪の多い部位
- 皮脂量が少ない部位
体型の変化が起きやすい部位
まず体型の変化が起きやすい部位。
妊娠線の根本的な原因は体型の変化です。そもそも皮膚組織が必要以上に引っ張られなければ断裂も亀裂もヒビ割れさえも起こりません。
つまり体重増加によって体型の変化が起こりやすい部位は妊娠線のできやすい部位だといえます。
もちろんお腹まわりやバスト同様にお尻も含まれていますね。
皮下脂肪の多い部位
そして皮下脂肪の多い部位。
そもそも妊娠線のおこる部分である真皮層と皮下組織のうち、皮下組織の大部分は皮下脂肪で構成されています。皮下脂肪が多い部位はそれだけ皮下組織が分厚く、断裂も亀裂も起こりやすい状態です。
言うまでもなくお尻は人間の体の中でもっとも皮下脂肪の多い部位なのはご存知のとおりですし、妊娠期の妊婦さんは出産に備えてバストとお尻はどんどん皮下脂肪がつくものです。
皮脂量が少ない部位
そして最後は皮脂量が少ない部位。
人間の体の中には皮脂腺の多い部位と少ない部位が存在します。
皮脂腺が少ない部位は当然ですが皮脂量が少ない部位といえます。
つまり皮脂量が少ないと皮脂膜が生成しにくいわけで、それだけ水分の蒸発を防ぐ力や外部からの刺激をバリアする効果が少ないことでもあります。
つまり外部からの刺激に敏感で、内部の大切な水分を蒸発しやすい乾燥しがちな部位ということ。
もちろんお尻も皮下脂肪や筋肉の量に比べ皮脂の分泌量が少ない部位ですので乾燥しがちな妊娠線のできやすい部位だということができます。
(こちらも参考にどうぞ!→肉割れの後にたるみができた!お腹やお尻のたるみと肉割れの関係)
お尻の妊娠線を予防し解消する時のポイント
運良くまだお尻の妊娠線ができていない方。
そんな方はすぐにでも保湿剤を用意して徹底的に保湿し、手のひらでマッサージを行い刺激を与えて皮膚組織を柔らかくして上げてください。
結果、真皮層を裂けづらい状態に変えてあげることができるはずです。
とにかくマメにチェックしてください!
お尻の妊娠線の発見が遅れてしまうことは肉割れ・妊娠線ケアにおいて命取り・・・。
コマメにお尻の状態をチェックすることがめちゃくちゃ大事なことだと思います。
手鏡や全身鏡でコマメにお尻の状態をチェックする。
で万が一、お尻の妊娠線ができてしまった場合でも早期に妊娠線ケアを進めることが可能になります。その際は以下の効果の高いクリームも検討してください。
また初期の毛細血管が透けている赤い妊娠線、ピンク色や赤紫色の妊娠線の場合はセルフケアでも十分に効果がでるとは思いますが、個人差はあります。
数か月単位でセルフケアを続けて効果が感じられない場合は、残念ながら保湿とマッサージだけでは解消できないケースも考えられます。
真皮層に直接的な熱刺激を与えコラーゲンの産生を促進するレーザー治療あたりも検討してみてもよいかもしれません。