「性病かもしれない…陰部がかゆくて白いかさぶたができたけど、どうすればいいの?」と、悩んでいるあなたへ。
性感染症に感染すると、陰部がかゆくなる、痛みがあるなどの症状が現れることがあります。性病の検査は、性病クリニックや泌尿器科で行うことができます。
自宅で簡単にできる検査キットもあるので、まずは記事を読み進めて、早めに検査だけでも受けておきましょう!
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性行為で感染する性病の種類と主な症状
クラミジア
クラミジアは、性器やその周辺、咽頭などに感染し、主に膣分泌液や精液を介して感染が広がります。感染しても症状が現れない場合があり、症状が出た場合は、女性の場合は膣分泌液が増え、膣の痒みや痛み、おりものの異常や出血、下腹部の痛みなどが現れます。男性の場合は、膿や粘液が出る尿道炎や、尿の出が悪くなることがあります。
淋病
淋病は、性器やその周辺、口、喉、肛門に感染することがあります。感染すると、尿道炎や膣炎などが現れ、膣分泌液が増え、痛みや腫れ、出血、下腹部の痛みなどが現れます。
トリコモナス
トリコモナスは、膣内、陰茎、肛門などに感染し、性行為によって感染が広がります。女性は、膣内の炎症やおりものの異常、痒みや痛み、男性は、尿道炎や陰茎の痛み、腫れ、かゆみなどの症状が現れます。
ウレアプラズマ
ウレアプラズマは、尿道炎や膀胱炎などに感染し、性行為によって感染が広がります。感染しても症状が現れない場合があり、症状が出た場合は、女性は膣分泌液の異常、膣のかゆみや痛み、男性は、尿の出が悪くなったり、陰茎のかゆみや痛みが現れることがあります。
マイコプラズマ
マイコプラズマの感染症状は、尿道炎、腹部痛、下痢、喉の痛みなどがあります。女性では、陰部のかゆみや痛み、異常な分泌物、出血などが現れる場合があります。
性病の自己診断には限界があり、正確な診断のためには病院での検査が必要です。しかし、自己診断で症状に気づくことができれば、早めの検査・治療につながるため、チェックポイントを把握しておくことは大切です。
また、性感染症の治療は、感染している病原菌や症状の種類によって異なります。治療期間は数日から2週間程度で、抗生物質や抗ウイルス剤を使用します。治療中は、性行為の禁止や、治療期間中に感染を再び起こさないための予防策が必要です。
性感染症は、正しい知識をもち、予防や早期検査・治療に取り組むことが大切です。性病に感染したと感じた場合は、早めに病院での検査を受け、専門医に相談することをおすすめします。
クラミジアと淋病の検査方法と治療法
クラミジアの検査方法と治療法
クラミジアは尿道炎、子宮頸がん、不妊症などを引き起こす可能性があるため、早期発見・治療が大切です。クラミジアの検査方法としては、尿検査、塗抹検査、PCR法があります。治療法としては、抗生物質の内服が一般的です。ただし、症状の重い場合には、入院治療も必要なことがあります。
淋病の検査方法と治療法
淋病は、尿道炎、陰茎の炎症、不妊症などを引き起こす可能性があるため、早期発見・治療が必要です。淋病の検査方法としては、尿検査、塗抹検査、PCR法があります。治療法としては、抗生物質の内服が一般的です。ただし、抗生物質に対する耐性ができてしまった場合には、治療が困難な場合もあります。
自己診断のために押さえておきたい、性病の症状チェックポイント
性感染症 | 主な症状 |
---|---|
クラミジア | 尿道炎、腟炎、子宮頸管炎、腹膜炎、不妊症 |
淋病 | 尿道炎、腟炎、子宮頸管炎、外陰部炎、直腸炎、口腔炎 |
トリコモナス | 陰部かゆみ、刺激感、水様性の白色分泌物、排尿時の痛み、炎症 |
ウレアプラズマ | 尿道炎、腟炎、子宮頸管炎、前立腺炎、不妊症 |
マイコプラズマ | 尿道炎、腹部痛、下痢、喉の痛み、陰部のかゆみや痛み、異常な分泌物、出血 |
陰部のかゆみや痛み、異常な分泌物が出る場合
性感染症では、陰部にかゆみや痛みを感じたり、異常な分泌物が出る場合があります。女性の場合、陰部が腫れたり、痛みを感じたりすることもあります。また、性器にできるかさぶたや腫れも、性感染症の症状の一つです。性器周辺の異常な症状が現れた場合には、早めに医師の診断を受けることが大切です。
排尿時に痛みや炎症がある場合
性感染症では、尿道や膀胱に炎症が生じ、排尿時に痛みを感じることがあります。また、膀胱炎や尿路感染症などの症状が現れることもあります。これらの症状が長引いた場合や悪化した場合には、早めに医師の診断を受けることが重要です。
性行為で感染を防ぐための予防法と生活習慣の改善
正しい避妊方法の実践
性感染症を予防するためには、正しい避妊方法の実践が大切です。コンドームを使用することで、性感染症のリスクを大幅に減らすことができます。また、定期的にコンドームを交換することや、避妊方法の使い方を正しく理解することも重要です。
避妊方法の対比表
避妊方法 | 有効性 | リスク | 注意点 |
---|---|---|---|
コンドーム | 95% | 低 | 正しく使用することが重要 |
ピル | 99% | 低 | 処方箋が必要 |
避妊具(スポンジ、子宮内避妊器具など) | 80-95% | 低 | 正しく使用することが重要 |
避妊薬(リング、皮膚貼付剤など) | 91-99% | 低 | 処方箋が必要 |
避妊針 | 99% | 低 | 処方箋が必要 |
タイミング法 | 76% | 中 | 排卵日を正確に把握することが重要 |
避妊なし | 0% | 高 | 感染リスクが高く、妊娠の可能性もある |
感染リスクの高い性行為のリスト
- 性器を直接触れ合わせる性行為(陰茎と膣、肛門と口など)
- 口唇性器接触(オーラルセックス)
- 直腸性行為(アナルセックス)
- 複数のセックスパートナーとの性行為
- 適切な避妊を行わない性行為
上記のとおり、未治療の性感染症を持つパートナーとの性行為、性行為による傷つきや出血のある場合、陰茎や陰部の粘膜、口内粘膜、肛門、喉頭粘膜への接触性交
陰茎や陰部、肛門への指やセックス・トイなどの道具の挿入、多数のパートナーとの性行為、薬物やアルコールの影響下での性行為などは感染リスクが高いとされる性行為の代表的なものです。
性感染症が不安な方は避けておくのが無難です。
生活習慣の改善
性感染症の予防には、正しい避妊方法だけでなく、健康的な生活習慣の維持が重要です。具体的には、以下の点に注意してください。
・アルコールやタバコの過剰摂取を避ける
・バランスの良い食事を心がける
・ストレスをため込まずに適度な運動をする
・十分な睡眠をとる
・免疫力を高める
これらの生活習慣の改善によって、免疫力を高め、体内のバランスを整えることができます。これにより、感染症にかかるリスクを減らすことができます。
性病治療について知っておくべきこと
また性病は、適切な治療を受けることで治癒することができます。性病治療について知っておくべきことを以下にまとめます。
性病は早期発見、早期治療が重要
性病は早期に治療を受けることが大切です。治療を遅らせると、症状が悪化するばかりか、周囲の人にも感染を広げることになります。性感染症は、一度かかると再発する可能性が高いため、完治まで治療を続けることが必要です。
治療法は症状や病原体によって異なる
性病の治療法は、症状や病原体によって異なります。クラミジアや淋病の場合は、抗生物質を使用した治療が一般的です。ウレアプラズマやマイコプラズマなど、細菌以外の病原体に対しては、マクロライド系の抗生物質が使用されることがあります。
治療中は性行為を控えること
性病治療中は、性行為を控えることが必要です。性行為を続けると、治療が遅れたり、周囲の人に感染を広げることになるため、注意が必要です。
治療後は再発予防が重要
治療が終了した後は、再発予防が重要です。治療後も定期的な検査を受け、健康な生活習慣を維持することが大切です。また、治療中は避妊をすることが推奨されます。治療が終了しても、パートナーとのセックスには適切な避妊を行い、再発を防止することが大切です。
性病に感染した場合の心のケアも重要です。感染したことで自己嫌悪や恐怖心を抱くこともありますが、そのような気持ちを抱いている場合は専門家の支援を受けることも必要です。また、家族や友人とのコミュニケーションを大切にし、オープンに話すことでストレスを軽減することもできます。
おわりに
最近、性行為によって感染する性病が増加しています。しかし、性病は早期発見、早期治療ができる病気です。本記事では、クラミジア、淋病、トリコモナス、ウレアプラズマ、マイコプラズマなどの主な性病の症状や、性病の自己診断に必要なチェックポイント、予防法や生活習慣の改善、治療法などについて詳しく解説しました。
性病に感染することは恥ずかしいことではありません。性病の検査は病院やクリニック、自宅で簡単にできる検査キットでも行うことができます。自分自身の健康を守るためにも、性病について正しい知識を持ち、予防することが大切です。性感染症についての不安や疑問がある場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。