「前にくらべて彼氏が勃たないことが多い・・・」
「硬さ不足でスムーズに挿入できない!」
もしかして、彼氏が勃たないパターンが多く、ED(勃起不全)なのか不安でお調べですね?
本記事では、彼氏(旦那)の勃起力を低下させてしまった原因と、以前にようにガチガチにフル勃起するための対策をまとめています。
経験上、性欲が落ちた原因や勃起を妨げている原因を絞り込んで対処すれば勃起力は前の状態に戻ります。ぜひ本記事を参考に勃起力を取り戻してみてください。
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なぜ彼氏が勃たないのか? 旦那・彼氏の勃起力低下が引き起こす問題
男性のHに関する悩みの中でも、最重要項目の一つといえるのが「勃起力の低下」です。
早漏や短小もまあまあ大きな問題ですが、いずれの場合も正常に勃起できれば性行為そのものは可能なのです。しかし「勃起力の低下」の場合は、そもそもペニスが正常に勃起しないので、性行為が行えません。重度のEDの場合、自慰行為が困難な人さえいます。
どう考えても、夜の悩みの中では圧倒的に深刻です。おそらくEDの方は毎日悩んでいることでしょう。
しかしEDにはしっかりとした対処法があるのです。まだ諦めるのは早いです。以下、勃起力低下の対策方法をお伝えする前に、勃起力が低下した種類や原因、見分け方についてお伝えします。
「Erectile Dysfunction(ED:勃起障害/勃起不全)とは:満足な性行為を行うのに十分
な勃起が得られないか,または(and/or)維持できない状態が持続または(or)再発
すること(Consistent or recurrent inability to attain and/or maintain penile erection sufficient
for sexual satisfaction)」となる。引用:ED診察ガイドライン「EDの定義」
彼氏が勃起しない・・・どんな状態なの?
ED、つまり勃起不全とは「全く勃起しない」という意味だと思っている人も多いですが、実はEDは全く勃起しないだけではありません。
- 自慰行為や性交渉の際に、勃起するまでに時間がかかる
- 勃起してもすぐに萎えてしまう
- 勃起を維持することができない
- Hのとき、勃起が弱くなり満足な性行為ができない
上記のような症状もEDに分類される症状です。もしかしたら今までEDだと思っていなかった方でも、EDだったという方も多いのではないでしょうか。
またEDの専門的な定義として「性交時に十分な勃起が得られない」「または維持できないために満足な性交ができない」というものがしっかりありますので、この症状がある方は間違いなくEDです。
勃起 障害 は,満 足 のい く性行為 に十分 な勃起を達成 で きない,もしくは維持で きないことと定義 されてい る。
本 邦 での勃起障害患者 は,軽症 を除 いて も980万 人存在 し珍 しい病気 ではない。また男 性不 妊 の原因 の20.7%が 勃起 障害で あ るこ とも判明 して きた
出典:陰茎海綿体の解剖と勃起のメカニズム – J-Stage
【なぜ彼氏が勃たなくなった?】EDはどのように起こるのか?
EDになるとペニスにどのようなことが起こるのかを説明します。そのためには通常の勃起の仕組みについて知っておく必要があるので以下で詳しく解説します。
図の左側をご覧ください。
女性から性的な刺激を受けると、脳からの信号が神経を通じてペニスに伝わります。するとペニスの海綿体の動脈が大きく広がり、そこに大量の血液が流れ込んで、ペニスが巨大化するのです。その結果、正常に勃起するのです。
一方、図の右側をご覧ください。
もし血管そのものに問題がある場合、たとえば陰茎海綿体の動脈が広がらないことがあります。すると、勃起に必要なだけの血液が陰茎に流れ込まず、勃起そのものが起きない、あるいは満足な勃起が得られないということになります。これがEDの主なメカニズムです。
勃起には神経と血管の働きが必要です。性的な刺激があると信号として大脳に送られ、さらに大脳から陰部の方へと送られます。すると副交感神経からNO(一酸化窒素)が放出されます。NOはcGMP(サイクリックGMP)とともに、陰茎海綿体そのものや海綿体の血管の壁の緊張をほぐす働きをします。その結果、陰茎海綿体へ血液が流入しやすくなり、陰茎海綿体に血液が充満してきて勃起が起こり始めます。
また最初の性的刺激がうまく伝わらない場合は、血液以前の問題です。もちろん覚醒がないので、動脈そのものが広がらず、勃起が起こりません。これはもちろんEDにつながります。
【何が原因で彼氏が勃たないのか?】EDの原因を探る
勃起力が低下した場合、まず最初にやるべき事は「勃起しなくなった原因を探る」こと。
ただし注意したいのは、EDの原因は人それぞれで、単なる加齢や運動不足、生活習慣病などが引き起こしているケースもあり、何か1つだけが原因ではなく、各要素が複合的に勃起を妨げている可能性も高いことです。
そのため単純に「絶対にこれが原因だ!」と言い切ることは不可能なのです。
EDは局所だけの疾患ではなく、全身疾患の一つとしてとらえなければならないということです。主な原因としては、加齢、糖尿病、肥満と運動不足、心血管疾患および高血圧、喫煙、テストステロン低下、慢性腎臓病と下部尿路症状、神経疾患、外傷および手術、心理的および精神疾患的要素、睡眠時無呼吸症候群などがあります。また服用中の薬剤による副作用が原因でEDとなる場合もあります。
出典:日本泌尿器科学会
しかしEDの原因は大きく2種類に分けることができます。その2種類とは心因性EDと器質性EDです。以下、この2つに分けて、それぞれを解説していきます。
心因性EDについて
まずは心因性EDについて勉強していきましょう。
心因性という言葉が示すように、このタイプは心理的な問題でEDになっている人のことを指します。特に20代~40代の若い人に多く見られます。
心因性EDの人は、自慰行為や朝勃ちではしっかりとした勃起をします。しかし相手がいるときはすぐにペニスが勃起しなくなり、たとえ勃起しても途中で萎えてしまうのです。
一人でいるときは勃起するので、EDの原因は身体的なものではなく、心因的なものであることが理解できると思います。
実はこの心因性の原因もさらに2つに分けることができます。表面心理と深層心理という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
人間の意識には、表層心理と深層心理というものがあります。簡単に説明すると、
表層心理 | 自分が意識している意識 |
---|---|
深層心理 | 自分でも意識していないほど深く根付いている意識 |
この2つに分類して、さらに見ていきましょう。
表面心理によるED
前述したように、自分が意識している意識は表層心理です。
もっとわかりやすく言うと、日常生活におけるストレスや心理的要因など、自分自身で確認できるものを指します。これらはEDの原因として非常に多いものです。
具体的な例をいくつか挙げてみましょう。
- 過度な緊張や焦り
- 仕事や経済的なストレス
- パートナーとのすれ違い
- 自分のペニスに対するコンプレックス
- 性行為の経験不足
上記のようなことから、脳が性的な刺激をうまく受け止め、信号化することができないのです。現在抱えている問題は、性的な刺激よりも大きな問題です。つまり、性行為に集中することができないのです。
例えば、パートナーと喧嘩して、その言動にショックを受けて、性行為をする気が全くなくなってしまうパターンなどです。この場合、しばらくは奥さんと関わりを持ちたくないとさえ思うかもしれません。このような状態が長く続いたり、そのような状態が続くとEDになってしまうのです。
また最近では、20代の若者にも二次元がEDの原因になっている人が増えてきています。
二次元のキャラクターを好きになってしまい、現実の女性を性の対象として見ることができなくなったということです。だから性的興奮を得ることができず、本格的にEDになってしまうケースも少なくありません。
以上がEDの原因ですが、EDになったら、その原因が何なのか、自分で考えてみよう…ということになります。このような場合、EDの原因は表面的な心理的理由によるものと考えてよいでしょう。
深層心理が原因のED
表面的な心理よりも厄介なのが、深層心理が原因のEDです。
深層心理とは、自分でも気づいていないような、根深い意識のことです。
なぜこれが厄介なのかというと、原因が無意識、あるいは意識の遥か下にあるため、本人でさえもわからないのです。そのため、治療する際にEDの原因を明らかにすることが非常に難しいのです。
- 幼少期のトラウマ
- 母子分離への不安
- 近親相姦的な欲望
- ホモ・セクシュアリティ
- 無意識のうちに抑圧された怒りや嫉妬、不安など
上記のようなことが深層心理として存在することがあります。
わかりやすい例として、母子分離不安とホモ・セクシュアリティがあります。
母子分離不安が原因のEDとは?
子分離不安は、母親のそばを離れると過度の不安や情緒不安定になる障害です。簡単に言うと、母親から離れられない状態です。
通常、この障害は幼少期に発症し、成長して一人で未知の世界を何度も経験することで改善されますが、そのような経験がなく、ずっと母親に甘えてきた子は、常に母親がいないと不安な状態になります。
そんな状態では当然、母親がいない状態で性行為を行おうとしても不安や焦り、恐怖心が大きくなり、十分な性的刺激を与えることができません。その結果、EDになってしまうのです。
ホモ・セクシュアリティが原因のEDとは?
また、自分がホモセクシャルであることをすでに自覚していればよいのですが、そうでない場合はEDになりやすいのです。
心の奥底では男性に性的魅力を感じているわけですから、女性に興奮しないのは当たり前です。たとえ気づいていても、その事実を受け止めずに気づかないふりをして、心の奥底で蓋をしている人が多いのです。
人間の心理というのはとても面白いもので、本当は忘れたいことや気づかなかったことにしたいことが、頭の中から消えていくのです。しかし、当然ながら完全に消えるわけではありません。実はトラウマのように心の奥底に根付いていて、いざというときに無意識に現れるのです。
普段は忘れていても、いざとなると無意識に出てきてしまう…。その面倒くささがお分かりいただけたでしょうか。
器質性EDについて
心理的な原因によるEDに対し、器質性EDとはどのようなものを原因として勃起を妨げているのでしょうか? 以下、器質性EDについてお伝えします。
器質性EDとは、身体的な原因によって勃起そのものが困難な状態を指します。身体的原因とは、身体的な病気や外傷のことを指します。
加齢性ED
最も多いのが、加齢性EDです。年齢を重ねるごとに勃起しにくくなったという方も多いのではないでしょうか。
これは単純に加齢によって体力が落ちたから勃起しにくくなったというわけではなく、主に血管や神経に様々な障害が起きていることが原因です。
例えば、血管の障害としては、動脈硬化が有名です。
動脈硬化がどのような疾患かを簡単に説明すると、文字通り動脈が硬くなる疾患です。動脈にはもともと弾力性がありますが、この弾力性が失われると、血液をうまく送り出せなくなります。
また、血管の中にはアテロームと呼ばれるコレステロールを大量に含んだ脂質ができ始め、血管自体も細くなっていきます。そうなると臓器に必要な量の酸素や栄養を供給することができなくなります。
- 心臓に負担がかかる
- 血管が破裂しやすくなる
- 臓器が正常に働かなくなる
その結果、上記のような弊害が生まれるのです。
また、勃起の仕組みは陰茎の動脈に血液を送ることでした。動脈硬化によって動脈に血液が送られなくなれば、当然、勃起しにくくなるのです。
動脈硬化は加齢によって起こる障害の一つですが、加齢だけで起こるわけではありません。これまで培ってきた生活習慣や嗜好の影響が、加齢によって身体機能が低下したときに現れやすくなるのです。
誰でも年齢を重ねれば身体機能は低下しますし、さまざまな不調が起こりやすくなるのは避けられない現実です。
しかしEDにならないように日頃から生活習慣やタバコの使用などに気をつければ、年をとってもEDになる確率を大きく下げることが可能です。日常生活が乱れていると自覚している方は、ぜひ改善を心がけてください。
生活習慣病が原因のED
じつは生活習慣病も勃起力の低下と大きな関係があります。
生活習慣病をご存じない方のために説明すると、生活習慣病とは、食生活の乱れや運動不足、過度のストレス、タバコなどの嗜好品など、普段の生活習慣が発症や進行に関係する病気のことを指します。
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 肥満症
上記の4つの生活習慣病は単体でも非常に危険ですが、これらの症状が重なると、本当に死に至る危険性があります。もちろん症状が重なれば、命の危険だけでなく勃起力の低下も必至です。
中でもEDに関係するものとして、高血圧と糖尿病は特に注意が必要。
高血圧になると、血管に常に過剰なストレスがかかることになります。その状態が長く続くと、ストレスで傷ついた血管が硬くなったり狭くなったりします。つまり、動脈硬化につながるのです。
動脈硬化になる=ペニスにうまく血液を送れなくなり、EDになるということがおわかりいただけると思います。
高血圧の原因は、塩分の過剰摂取、ストレス、運動不足、血管の老化と考えられています。どれか一つでも心当たりがあれば、改善する必要があります。
糖尿病も動脈硬化を引き起こします。これは、血管に負荷がかかるからです。これは高血圧とほぼ同じメカニズムです。
また神経系にも大きな影響を及ぼします。血流が悪くなると、脳をはじめとする重要な臓器に必要な量の血液が行き渡らなくなります。当然、脳は正常に働かなくなります。
脳が正常に働かなければ、性的な刺激もうまく伝わらず、動脈が拡張するのを妨げてしまう。動脈が拡張しないと、ペニスにうまく血液が流れ込まない。その結果、EDになってしまうのです。
やはり、糖尿病も食生活の乱れなどの生活習慣が原因です。日頃の生活習慣にどれだけ気をつけているかで、大きく変わってくるのです。
高血圧と糖尿病はかなりの確率で併発します。この2つを同時に抱えている場合、EDになる可能性もかなり高いのです。
男性ホルモンの低下によるED
テストステロン値の低下も勃起力の低下の原因になります。
中でも男性ホルモンのテストステロンです。この男性ホルモンは、骨格や筋肉の成長に関係していますが、性ホルモンとしての役割も持っています。
生殖機能に大きく関わり、まさに精力や性欲の源となるものです。また、ペニスの勃起にも欠かせない存在です。
しかし男性ホルモンは加齢とともに徐々に減少していきます。
その現象は25歳頃から始まり、40代になると男性ホルモンの分泌量は最も多かった頃の半分程度になってしまうのです。
40代になって急に元気や性欲がなくなり、EDになる人が多いのはこのためです。
精神的な問題もなく、特に病気もないのに、ペニスの勃起が悪い場合は、男性ホルモンの減少が原因である可能性があります。なお、テストステロンが減少すると、ヒゲが生えにくくなることもあります。
テストステロンの分泌量は、放っておいても自動的に元に戻ることはありません。自分で直接テストステロンを摂取するか、分泌を促進する成分を摂取する必要があります。
神経系の異常によるED
神経系の異常もEDの大きな原因の一つです。
心因性EDと同じではないか」と思われるかもしれませんが、心因性EDと神経系の異常によるEDは全く別物です。
心因性EDは、あくまでも心理的な問題によって引き起こされるものです。神経系の異常というのは、神経がそのまま異常ということなので、精神面は関係ないのです。
神経にはいくつかの種類があります
- 中枢神経系
- 末梢神経
- 性髄神経
脳を含む中枢神経は、全身に指令を出す司令塔のようなものです。末梢神経は全身に張り巡らされ、命令を実行するのが主な働きです。性髄神経は、中枢神経からの指令を末梢神経に伝える伝達物質と考えることができます。
脳が性的刺激を受けると、この神経を通じて「興奮しろ」という信号をペニスに伝えるのが主な働き。つまりこれらの神経に一つでも異常があると、性的な刺激を受けても脳から陰茎に刺激が伝わらず、スムーズに勃起しないのです。
自律神経失調症を引き起こすアルツハイマー病、脳出血、脳腫瘍、パーキンソン病などは、EDの原因となりうる疾患です。
手術や外傷によるED
これは非常にシンプルなEDのメカニズムです。
前立腺がんや膀胱がんの摘出などの手術によって、陰茎の血管や神経が傷つけられることがあります。ペニスの血管や神経がダメージを受けるということは、もちろん勃起しにくくなるということです。
しかし、現在ではペニスの神経や血管が傷つくことはないので、手術後も勃起することは可能ですのでご安心ください。
外傷の場合、脊椎損傷や骨盤骨折などがEDの代表的な例です。これは正直、不慮の事故で起こることが多いので、日常生活でも安全に気を配ってくださいとしか言いようがありません。
まとめ
EDの主な原因をすべて挙げてみました。
かなりの数があなたにとって当てはまるものだったのではないでしょうか。これらは、自分で判別できるケースから、病院に行って診断してもらうケースまで様々です。どうしても自分ではわからない場合は病院へ行くようにしましょう。
心因性EDと器質性EDを分けて説明しましたが、じつは多くの男性が、この2つが組み合わさってEDになっている可能性が高いといわれています。
EDを改善するためには、まずは勃起力を低下させている原因を調べる必要があります。原因を探った上で、1日も早く原因を取り除き、以前のような勃起力を取り戻してください。