当ブログをご覧の皆さん! セックスもしてないのにかかわらず、突如あらわれた以下のような症状でお困りではありませんか!?
こういった疑わしいセックスの無い陰部の痒みの場合、単なるデリケートゾーンの痒みで片付けてしまいがちですが、中には予想外のルートで性病に感染しているパターンもあるのでご注意下さい。
もし数日経っても膣(びらびら)の痒み、おりものの異常が続く場合、まずはカンジダ膣炎(腟カンジダ) を疑ってみた方がいいでしょう。
今回、セックス以外の感染パターンも多い、
- カンジダ膣炎の原因や症状
- カンジダ膣炎の予防や治療法
をわかりやすく徹底解説。
結論からいいますと、膣カンジダは早期に治療すれば比較的治りやすい性病です。
近いうちに彼氏とセックスの可能性が高い人はもちろん、そうでない方も、念のため早めに膣カンジダ感染の有無を確認しておきましょう。
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カビが膣内で繁殖!!…カンジダはセックス以外でも感染する!
まずは以下のグラフをご覧ください。
日本人女性の約2割の方が感染するというカンジダ膣炎は非常に感染力の強い性病(性感染症)のひとつで、厄介なことにセックスやオーラルセックスなしでも充分に感染します。
非常にタチの悪い性病(性感染症)なのです。
自分の皮膚や粘膜に存在する常在菌が繁殖することで膣炎を引き起こす症状がカンジダ膣炎。
ほかの一般的な性感染症と違い、セックスやオーラルセックスによって感染するだけでなく、単に体調崩した場合、または無理なダイエットで体力が落ちた場合といった膣の自浄作用が落ちた時に発症するのが特徴です。
性病(性感染症)のひとつには指定されてはいるものの、セックスやオーラル以外の感染経路でかかる方も多い!
中には「最近セックスなんてまったくご無沙汰なんだけど…」という方もいるかもしれません。
ですがセックスやオーラル無しでもカンジダ膣炎には普通にかかる性感染症。特定のパートナーのいないから性病なんて…という方もご注意ください!
カンジダ膣炎の症状とは?
一般的な女性のカンジダ膣炎の症状
もっともわかりやすい特徴は、膣内や外陰部の激しい痒み。
また痒みとともに白くポロポロとしたヨーグルトや豆腐のカスのようなおりものが増えます。
かゆみに我慢できず搔き崩してしまった場合、周辺の炎症を引き起こし外陰炎につながることもあります。ご注意ください。
もし性器から肛門にかけての周辺で我慢できないほどの痒みが生じている場合、真っ先に疑うべき性病がカンジダ膣炎といえるでしょう。
男性にカンジダ膣炎が感染するとどうなる!?
女性に比べかゆみや排尿痛が軽いこともあり、自覚症状が分かりにくいのが男性のカンジダ膣炎です。
主な症状としては亀頭の痒みやただれ、亀頭に白いポロポロとしたカスがたまる、まれに亀頭に小さな水泡が現れたり尿道炎に発展することもあります。ご確認ください。
カンジダ膣炎の検査と治療
カンジダ地線の疑いが強い場合、まずはおりものや分泌液を培養して顕微鏡検査を行います。
大抵の感染ルートはセックスやオーラルセックスのため、もし特定のパートナーがいる場合はいっしょに検査されることをおすすめします。かなりの確率で感染していることを覚悟しておきましょう。
カンジダ膣炎の治療は抗真菌剤の予約を膣内に入れる(膣剤)方法や内服薬を用いて、約1週間から10日間で改善されます。
また膣炎の状況によっては抗真菌剤の入った軟膏を用いるケースもあります。
カンジダ膣炎を予防・再発防止する
そもそもカビの1種であるカンジダ・アルビカンスが膣内で繁殖しておこるカンジダ膣炎は、高温多湿の状態がもっとも繁殖しやすいわけです。
よって通気性の悪い下着や服装は避けて下さい。通気性の悪い下着により外陰部が群れることでカンジダ膣炎の発症する確率が格段と上がります。
シルクやコットンといった通気性の良い下着を使用する、ナプキンやタンポンはこまめに交換、おりものシートの使用を控える・・・ということも重要なポイントです。
抗生物質や洗いすぎはカンジダ膣炎を加速させる!
また風邪や下痢といった体力が落ちた状態で抗生物質をたくさん使うことは、回復どころかカンジダ膣炎を加速させますのでご注意ください。
言うまでもありませんが性器を清潔に保ち、入浴時の洗い方にもご注意ください。
本来は雑菌の繁殖を抑える働きのある善玉菌が減ることで、自浄作用が落ちてカンジダ膣炎はさらに悪化します。
普段より石鹸を控えめに使用し、外陰部に刺激を与えないようおゴシゴシとあまり強くならないように心がけてください。
再発しやすいカンジダ膣炎の防止するために生活習慣を見直す
そもそも膣内には雑菌をの繁殖を防ごうという自浄作用があります。
ただある程度のレベルのカンジダ膣炎まで進んだ場合、自然治癒でどうこうできる問題でもありません。素直に薬を内服、または膣剤を利用しなければ改善は見込めません。
また一度カンジダ膣炎に感染された方のなかには、完治したにもかかわらず何度も再発を繰り返す方もいます。
こういった再発性のカンジダ膣炎の場合、対策としては再発性膣カンジダに効果のある市販薬を用いるのも1つの選択肢です。
カンジダ膣炎になりやすい人は下着や免疫力の低下に注意!
先にも触れましたが、再発性のカンジダ膣炎を繰り返す方の多くは通気性の悪い下着や衣服を身に付けている場合や、体力が落ちて免疫力が低下している可能性もあります。
これらの予防策はもちろんのこと、食生活をはじめとした生活習慣を見直し、免疫力アップに努めてください。
まずはカンジダ膣炎かどうかを検査ではっきりと!
とはいえ陰部がむず痒い…、おりものがいつもと違う…と感じたからといって、検査もせず膣カンジダと決めつけるのも早計です。
同じ性感染症の中にも、トリコモナス膣炎や疥癬や毛じらみといった似たような症状引き起こす病気もあるので見極めがポイントとなってきます。
これらの病気もカンジダ膣炎のように、セックスやオーラルセックスなしでも浴槽や便器寝具やタオルなどから感染する可能性もあるので正直、検査しなければ分からない・・・という部分もあります。
いずれにせよ、自己判断で治療することは危険なのでおやめください。まずは泌尿器科や婦人科を訪れ性感染症の検査を行なってください。
仮にカンジダ膣への場合、医師やクリニックに行く時間が取れないからと放置することで自然治癒できることはまずありません。
膣カンジダ症を手軽に確認するなら簡易検査キットがいい!
もし時間の無い方や医師に受診することを抵抗のある場合、自宅でできる検査キットも販売されています。最近の自宅検査キットはかなり優秀なのでたいていはハッキリします。
まずはこういった検査キットを用いて病名を特定。その後に医療機関を利用するという選択肢もあるので、その辺りは自分のライフスタイルに合った方法を選んでください。
いずれにせよ、一日でも早く原因を特定して治療を開始するのが肝心です。しっかりと膣炎を完治させて楽しいセックスライフに戻ってくださいね!