当ブログでは以前に、性病になったら相手に打ち明ける? 【性病のバレない言い訳と上手な打ち明け方】という記事を書いたところ、『参考になった!!』『読んだら打ち明ける勇気が湧いてきた』など嬉しいコメントを多数頂きました。
もし性病に感染した場合、黙っていても高確率でバレる上、相手を感染させるのは目に見えているため……
- まずは性病に感染しているのか……感染の有無を確認!
- もし感染しているなら感染経路を突き止める
- 上記二つがハッキリしたら早めに打ち明ける!!
という性病感染からパートナーへ打ち明けるまでの流れをご説明した上で、性病を打ち明けるか打ち明けないで隠し通すか……という問題に関しても、
『1日でも早く自分の症状、今後の治療方法に関してパートナーに報告した方がいい!』
最悪、告白前にバレるリスクを考えたら、こちら側から打ち明けるべきとお伝えしました。
そんな中、今回の体験談は「彼氏が海外出張で持ち帰ってしまったトリコモナスに感染した」という女性から届きました。ぜひご覧ください。
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マレーシアへ海外出張へ行った以外に考えられないトリコモナスの感染経路
以下、当ブログに寄せられた体験談を原文のまま掲載いたします。
東京都に住む27歳のOLです。
同い年の彼氏と2年付き合っていて、楽しい日々を送っていました。
しかしある日、膣あたりが痒くなりました。そして、トイレに行くたびに、臭いおりものが出るようになってしまいました。
痒みもあるとなると、性病かも…と考えました。恥ずかしかったのでインターネットで遠くの病院を探し、受診しました。
彼氏には診断が降るまで言わない事にしました。
病院では膣から分泌物を採取して診断してもらいました。
結果トリコモナスという性病でした。
私は彼氏としかセックスしていないので、犯人は彼氏という事になります。そういえば彼氏が出張でマレーシアに4日間行っていた事を思い出しました。
その時に感染したのでは、と思い立ち、悔しいやら悲しいやらで頭はぐちゃぐちゃでした。
膣に薬を入れてもらい、治療薬を処方されて帰宅しました。
医師からパートナーにも病院に行くように言われましたから、メールで彼氏に泌尿科か性病科に行くように、とメッセージを送りました。
慌てた彼氏からメールや電話が来ましたが、無視しました。
今更言い訳や泣きごとを聞かされても、私に性病を移した事実は変わりませんし、許せるとも思えませんでした。トリコモナスが完治し、彼氏とも別れ、セックスの時には必ずコンドームを使うようにしています。
トリコモナスの症状や特徴
当記事をご覧の方の中にも、もしかすると……
こんな方もおられるかと思うので、念のためにトリコモナス膣炎の特長をおさらいします。
トリコモナス膣炎の症状
トリコモナスに感染した場合、
- 悪臭の強いおりもの、おりものが黄色・緑色、泡状のおりもの
- 外陰部の腫れやただれ、強い痒みや痛み
- 排尿時の違和感、排尿痛、膣壁から出血
- 性交時の違和感、膣の痛み
というのが主な症状で、治療期間や治療方法は以下になります。
ただ初期症状の陰部の痒み・おりものの異常などはクラミジア、淋菌感染症、カンジダ膣炎でも似通った症状。勝手にトリコモナスと決めつけず、以下のような簡易検査キットでもいいので一度検査されることをおすすめします。
病名 | 特徴と症状 | 治療法と治療期間 |
---|---|---|
トリコモナス膣炎 | トリコモナスという原虫が陰部に感染して発症、主に女性が感染
主な症状膣炎や外陰炎を引き起こし、悪臭をともなうおりものと強い痒み |
内服薬を1週間~10日、場合によっては膣錠を用いる |
因みにトリコモナス膣炎で用いられる抗トリコモナス剤は、主にフラジール錠、アスゾール錠、ハイシジン錠とよばれる治療薬で、通常は約7~10日程度でトリコモナス膣炎の症状はおさまります。
ただし抗トリコモナス剤の多くはアルコールとの相性が悪いため、治療期間中はアルコールの摂取は控えるのが鉄則です。
さらに詳しいトリコモナス膣炎の特長は、過去に書いた【トリコモナス膣炎の症状】膣が痒い、おりものが臭い!初期症状と感染経路まとめという記事をご覧ください。
もしかすると彼氏じゃないかも!? トリコモナスの感染経路
また数ある性病の中でも、感染経路が特定しづらいというのがトリコモナス膣炎のおおきな特長。
以前に腟トリコモナス症を特集した記事内でも……
と、お伝えしたようにセックス・オーラルセックス以外の感染経路というパターンも少なくありません。
つまり今回の体験談の場合、海外出張されていた彼氏はまったくの冤罪で、もしかするとご本人様がスパや温泉等で感染された可能性もゼロではないということ。
こういった意味では、クラミジアや淋菌感染症などよりも感染経路が複雑なトリコモナスの場合、『絶対にアイツにうつされた!!』と感情的にならずに、冷静に感染経路を特定していく必要があります。
当ブログでは以前にも【感染経路が不明!?】トリコモナス膣炎を10日間かけて治療した女性の性病体験談、【性病で浮気も発覚!!】トリコモナス膣炎⇒性器ヘルペスのWショックな女性の性病体験談などの体験談でトリコモナス膣炎を取り上げています。よろしければ参考までにご覧ください。
まとめ
以上、彼氏がマレーシアへの出張中に感染したであろうトリコモナスに感染された女性の体験談でした。
体験談の最後にも
トリコモナスが完治し、彼氏とも別れ、セックスの時には必ずコンドームを使うようにしています。
とありましたが、とりあえずトリコモナスが完治されて何よりです。
また今回のような予想外の感染経路で性病に感染してしまうリスクを最低限におさえるためにも、念のためコンドームを装着してプレイした方が心からセックスを楽しめるはずですよ。
ぜひ今回のトリコモナス感染の経験を活かし、セーフティなセックスライフをお楽しみください。今回は以上です。
感染源の体を離れても一定期間については十分に感染力をもっています。
レアケースではありますが、不潔な便座や温泉やスパのような公衆浴場で感染するケースもあります。
また膣トリコモナス症の方が使用してしたタオルにはトリコモナス原虫が付着している可能性があるため、タオルをを使いますことで感染する可能性も十分にあるのでご注意ください。