当ブログでは何度もお伝えしているとおり、性病治療のポイントは早期に検査を行い性病を特定すること。そして適切な治療を迅速に始めること。
とはいえ性病経験のない方の場合……
という方が多く、結果、性病検査をズルズル先延ばしにして症状を悪化させてしまう方も多数います。
そんな中、今回の『みんなの性病体験談』は、普通の産婦人科で性病検査されたという女性からの投稿となります。
※記事内にアフィリエイト広告が含まれる場合があります
普通の産婦人科で性病検査をしたらクラミジアに感染していた体験談
以下、当ブログにとどいた性病体験談を原文のまま掲載します。
30代女性です。
現在は北陸地方に住んでいますが、20代半ばまで愛知県にいました。
19歳の冬頃、当時一番仲良くししていた友人から「性病になってた」と告白を受け、私も産婦人科を受診してみることにしました。恥ずかしい話ですが『自分は100%性病にかかっていない』という自信はなかったからです。
結果は、性器クラミジアに感染していました。
感染してからそれほど経っていない初期の段階だったからか、自覚症状は全くありませんでした。
気付かずずっと放置していたら…誰かにうつしてしまったり、重症化していたかもしれない…と思うとあの時受診して本当に良かったと思います。もうあれから10年以上経つのに今でもそのときに先生に言われたことは覚えています。
「重症になると将来子供が産めない身体になることもある」んだそうです。私はごくごく普通の産婦人科で診てもらったのですが、妊婦さんたちが多くいるところに、明らかに妊娠していない見た目の私がいることに、少し抵抗がありました。
もちろんしっかり検査・治療はしてもらえましたが。ネットで調べてみると、風俗の仕事をされている方がよく通っている婦人科もあるみたいなのでそういう所の方が性病の検査では受診しやすそうです。
ちなみに診察時は、カーテンが付いていて顔が見えないようになっている特殊なイスに座るだけ、自動で脚を乗せている部分が開くので、それほど恥ずかしくはないですよ。性病は自力で治すことは不可能な病気ですから、自信がないなら迷わず一度検査を受けるべきです。自分の身体のためにも、パートナーのためにもなります。
クラミジア治療の方法、最終的にクラミジアが完治されたのかは体験談では確認できませんでしたが、診察時の様子など、当ブログをご覧の性病検査をお悩み中の方々に参考となるアドバイスありがとうございました。
隠れクラミジア感染者が急増中!!
今回の体験談で注目すべきは……
当時一番仲良くししていた友人から「性病になってた」と告白を受け、私も産婦人科を受診してみることにしました。
恥ずかしい話ですが『自分は100%性病にかかっていない』という自信はなかったからです。
結果は、性器クラミジアに感染していました。
仲のいい友人から性病だと報告され、自分もついでに検査したらクラミジア感染していた……という事実。
そう。昨今こういった自覚症状のまったく無い隠れクラミジア感染者が急増中で、中でも20代の女性に関しては尋常じゃないレベルで多く、
とクラミジア感染された女性全体の約半数を20代が占めています。
そもそもクラミジアとは
性器クラミジア感染症(せいきクラミジアかんせんしょう)は、クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis)の一種により生じる性感染症 (STD)。性器では男性では尿道に膿みや痛みを生じ、女性ではおりものが増えるが無症状のこともあり、咽喉への感染では、喉が痛くなり痰が増えたりするが無症状の場合もある。
引用 ウィキペディア クラミジア感染症
というのが特徴。
クラミジアの典型的なパターンとしては……
だったり膀胱炎と下腹部の鈍痛
昨日から膀胱炎のような症状が出ています。
ただ膀胱炎は頻繁になってしまうため気にしていなかったのですが、
おりものが黄色く、小さな塊が大量に出ています。
また下腹部もずっと鈍痛がしています。
出典 ヤフー知恵袋
といった何らかの症状が出ることで黄色っぽくてねちょねちょ
最近おりものが多いです。色は黄色っぽくてねちょねちょしてます。咳もしていて風邪なのかな?と思ったんですが、調べてみると喉の痛みもあるみたいなのでもしかしたらクラミジアじゃないのかな、と不安になりました。
出典 ヤフー知恵袋
- クラミジア感染かも!?
- 性病検査
- 治療開始
という流れで治療が進められるのですが、投稿者さまのようにまったく自覚症状が出ずに長期間にわたり放置されるケースが多発しているのです。
自覚症状のない人が多いクラミジア感染症
性病にも様々な症状がありますが、クラミジア感染症のもっとも厄介な部分といえば自覚症状のでないケースが多いこと!
これにてついては厚生労働省でも
クラミジア・トラコマティスという菌が引き起こす病気です。淋菌感染症と同様の感染部位ですが、潜伏期間は1~3週間ですが、男性の尿道炎でも症状は弱く、半数が気付かないまま保菌しています。より深部の精巣上体炎(陰嚢内容が腫れて痛くなる)で発症することもあります。女性でも7~8割が子宮頸管炎の状態では気付かず、腹膜炎症状で発症することも少なくありません。症状がないままに卵管癒着等が起こり不妊症の原因となることもあります。治療は深部感染に至っていなければ、抗菌薬の内服で治すことができますが、精巣上体炎や腹膜炎では、かなり長期の投薬が必要です。
引用 厚生労働省『オーラルセックス(口腔性交)による性感染症に関するQ&A』
と発表しているほどで、何がヤバいのかというと……
- クラミジアが精巣上体炎や卵管癒着等が起こり不妊症の原因となる
- 知らずにパートナーとセックス、フェラ、クンニを繰り返しクラミジアを拡散させる
など自分の体だけでなく周囲の大切な方々にも大きな迷惑をかけてしまうこと。
稀にまったく自覚症状の無い方もいますが、圧倒的多数の方の場合、激痛や強烈な痒みは無くとも、
といった微妙な排尿時の違和感などクラミジア感染のサインを見逃してしまっているだけです。
初期の軽い排尿痛の段階で検査して治療開始すれば、治療期間も短くダメージも最小限で済みます。上記の違和感を感じたらできるだけ早く簡易検査キットでもいいのでこっそり自宅で検査しておきましょう!
クラミジアの感染経路!?
当記事をご覧の中には、もしかするとクラミジアかも…と疑いつつも
という方もいるかと思うので、念のためにクラミジアの感染経路もお伝えします。
感染経路 | セックス、オーラル以外、アナルや尿を使うプレイも可能性あり |
---|---|
特徴 | 男女とももっとも感染者の多い性感染症 感染者ダントツ一位 |
潜伏期間 | 1~4週間 |
症状 | 尿道の炎症により排尿痛、女性の場合は不正子宮出血や下腹部痛、性交痛 |
治療法と治療期間 | 抗生物質の服用あるいは注射により2週間ほどで治療可能 |
当ブログ体験談でも、ソープ嬢⇒彼氏⇒自分とクラミジア感染し最悪なことに治療中にカンジダ発症した女性の体験談だったり【主人が風俗でクラミジアに感染!!】ジスロマックで治療して事なきを得た女性の体験談という方が多いように風俗店勤務の女性から彼氏が貰ってくるケースが多いです。
ご覧のように一般女性にくらべはるかに高確率でクラミジア(淋菌感染症にも)感染しているため、彼氏が風俗店を利用している場合はとくに気をつけておきましょう。
まとめ
以上、友人が性病感染ときき、自分もついでに検査したらクラミジアだった!! という方の体験談でした。
体験談の後半にも
明らかに妊娠していない見た目の私がいることに、少し抵抗がありました
風俗の仕事をされている方がよく通っている婦人科もあるみたいなのでそういう所の方が性病の検査では受診しやすそうです。
とありますが、出産前に妊婦さんは性病検査を受けるため普通の産婦人科でも問題なく性病検査は受けられます。
ただ妊娠していないと若干の違和感もある方も多く、そんな場合は性病に強いクリニック、または自宅でこっそり確認できる性病の簡易検査キットという選択肢もあります。
いずれにせよ、症状が悪化すると深刻な疾患をまねくこともあるため、1日も早く検査だけは受けておきましょう!