当記事をご覧の皆さん!
これからお付き合いしようという段階で、素敵なパートナーから
と突然のカミングアウトされた場合、性病感染を覚悟でパートナーとお付き合いを続けますか?
当ブログのみんなの性病体験談でも夫婦間、カップル間での性病体験談は多いものの、お付き合いの前に性病をカミングアウトされるケースはかなりレア。
今回、以前お付き合いしていた男性から、ある日突然『性病にかかってるんだけど』とカミングアウトされた女性からの体験談!!
果たしてどんな性病に感染していて、投稿者さまにその性病は感染したのか……とくとご覧ください。
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彼氏がセックスを拒んでいた理由が性器ヘルペス感染だったと発覚した体験談
当ブログに寄せられた性病体験談を原文のまま掲載いたします。
福岡に住んでいる20代の主婦です。
以前お付き合いしていた男性が性病にかかっている方でした。
発覚したのは、付き合う前です。交際を渋る彼からの告白でした。私と出会う何年も前に、女性遊びをしていて性器ヘルペスに感染したそうです。
風俗店も利用していたそうなので、そういった場所からなのか普通に一般の女性からの感染なのかは不明とのことでした。正直なところ、彼はとても馬鹿なことをしたなと思ってしまいました。
でも同時に、何年も悩んでいて自分のしたことを反省しているのなら、私が支えになりたいとも考えました。ただ、うつると怖いという気持ちもあったのが事実です。結果的に、私に感染することはありませんでした。
彼がうつさないようにと行為を拒んでいたからです。もう過去の話なので今はどうしているかは分かりませんが、当時の彼は治療すら諦めていたので、きちんと向き合って欲しかったなと思います。
私もパートナーが性病ということでたくさんネットを調べたり、性病の人でもきちんと治療をしたりゴムをつけたりすることで相手への感染の確率も下がるということを知りました。しかし彼は、ヘルペスは一生治らない(ウイルスが排除されない)ということで通院せずにいました。
もしパートナーがヘルペスに感染していることが分かっているなら、しっかりと病院で治療することを勧めてあげてほしいです。感染力が高い病気なので、本人は勿論、自分自身にもリスクはあるわけなので、お互いの将来のためにも、治療を避けずに根気よく通院をすることが良いと思います。
実はこういったケースは当ブログに寄せられた性病体験談でもごく稀。多くの場合、『パンツを脱げ!!』と彼氏を脱がせて確認したヘルスで貰ってきたであろう性器ヘルペスの体験談という方のように、パートナーさまに感染させた段階ではじめて性病感染の事実が明るみに出ます。
この時点で、今回の投稿者さまは相当ラッキーなパターンです!
今回の方は性器ヘルペスだけが原因ではないにせよ、結果として別れてしまったとのことですが、少なくとも性病が別れてしまう原因のひとつになったのは紛れもない事実。
また
性器ヘルペスを受け入れててお付き合いを継続したところで、後々、性器ヘルペスが原因で関係がギクシャクしてしまうケースもあります。こうならないためにも、陰部の異変やおりものの異常など変な感じがしたら早めに検査だけでも受けておくといいです。
性器ヘルペスってどんな性病なの??
今回、お付き合いする前の段階で
交際を渋る彼からの告白でした。
と自分の性器ヘルペス感染を正直に告白された投稿者さまはヘルペス感染を免れましたが、仮にお付き合いされ彼氏さんの性器ヘルペスが感染~発症した場合を想定して性器ヘルペスについて詳しく解説してみます。
また投稿者さまは難を逃れた性器ヘルペス、
性器ヘルペスウイルス感染症(genital herpes simplex virus infection 、以下性器ヘルペス)は、単純 ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって性器やその周辺に水疱や潰瘍等の病変が形成される疾 患である。感染症法下では4類感染症定点把握疾患に分類されている。感染はHSV に感染してい る相手との性交によって起こり、相手の性器に明らかな病変がある場合のみならず、無症状でも性器の粘膜や分泌液中にウイルスが存在する場合には感染する。
出典 NIID国立感染症研究所
こういった性病で、もし感染~発症された場合は
- 足の付け根(鼠径部)のリンパ節の腫れ、圧痛がある
高熱がでる- 陰部に水疱が多数でき、かゆい
- 陰部に潰瘍ができ、痛みがある
- 少量の尿道分泌物もでる
- 排尿時に強い痛みがある
出典 予防会 性器ヘルペス
という症状をともなう厄介な性病なのです。性器ヘルペスについては過去に、【ちんちん・膣にブツブツや水ぶくれ】性器ヘルペスの症状や感染経路と治療手順という記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
クラミジア感染症についで報告数の多い性器ヘルペス
因みに性病全体の感染報告数をご覧ください。
厚生労働省の発表によると、クラミジアに次いで淋菌感染症と並ぶほど感染者の多いメジャーな性病でもある性器ヘルペスの特徴、それは他の性病よりも女性の占める割合が高いこと。
また性器ヘルペス感染者数の推移をみると
一時期、減少傾向にあったものの、盛り返してここ数年は感染者数が増えつつある、要注意な性病でもあります。
性器ヘルペスの厄介な二つの特徴
では性器ヘルペスの基礎情報を知ったところで、今度は性器ヘルペスが他の性病と比較して厄介な2つの部分をご紹介します。
性器ヘルペスの嫌な部分。それは…
- 一度感染すると完治しない
- 女性の性器ヘルペスは男性より重症化しやすい
以上の二つ。
これらがクラミジア感染症や淋菌感染症などの性病とは違うのでご注意ください。
【特徴1】性器ヘルペスは一度感染すると完治しない
治療を行わなくても2~3週で症状は消えますが、1度感染するとウィルスを完全に排除できないため、免疫力が低下した時などに再発を繰り返すことがあります。
出典 予防かい 性器ヘルペス
ヘルペス感染症には単純ヘルペスや性器ヘルペスなど様々な種類があり、1型、2型などわけることができますが、基本ヘルペスウイルスは一度感染すれば生涯ずっと体内に潜み続けます。
感染したまま永遠に発症しない方もいれば、免疫力が低下しがちで1年に1回は再発するという方もいます。紫外線に強く当たる、睡眠不足や過労、生理前後など免疫力が低下したタイミングに再発するのが特徴です。
【特徴2】性器ヘルペスは女性の方が感染しやすく症状も重症化しやすい
他の性病と比較して性器ヘルペスの特徴、それは
男性より症状が重いことが多く、強い痛みと発熱により排尿困難・歩行困難になることもあります。
出典 予防会『性器ヘルペス』
と、男性よりも症状が重く深刻な状態になりやすいこと。
そもそも粘膜の傷から性器ヘルペスは感染します。
女性はセックスで膣内でおこる摩擦により膣内の粘膜に小さな傷ができやすいです。結果、男性よりも女性の方が性器ヘルペスの感染リスクが高いのです。
まとめ
以上、お付き合い中の彼氏から性器ヘルペス感染を告げられ、結局は別れてしまった女性の体験談でした。
彼氏さんから性器ヘルペス感染という事実を報告され、結果、ヘルペスに感染せず済んだという投稿者さまですが、じっさいヘルペスには1型、2型があり、稀に性行為以外の感染経路もあります。
彼氏さんの場合も、ご自分で性器ヘルペスと決めつけていますが、もしかすると幼少時に感染していた単純ヘルペスの1型が、何かのきっかけで性器に感染して発症したという可能性も無くもないです。(もちろん風俗を利用されていたならその確率の方が高いですが)
また仮にお付き合い・性行為された場合も、投稿者さまに感染するリスクはありますが免疫力しだいでは、感染したものの、ずっと発症しないこともあるのがヘルペスの特徴です。
いずれにせよ、今回のような場合、もし感染させれば彼氏さんが落ち込まれるのは確実ですし、投稿者さまも感染覚悟でお付き合いされたものの、いざ感染され重症化した場合はお二人の関係もギクシャクしてしまいかねません。
やはりお付き合いされる前に、自分が何らかの性病に感染していないのか、事前に調べておくのがお二人の関係を長続きさせていく秘訣かもしれませんね。