「おりものの変化や排尿時の違和感、ピリピリする陰部の痛み」
など典型的な性病の初期症状が気になり簡易検査してみたところ、結果的には陰性。じつは性病に感染していなかった・・・というのはよくある話ですが問題なのはその逆パターン。
じつは性病なんて疑いもせずなんとなしに検査を受けてみたところ・・・
と予想外のタイミングで性病が発覚するケース。
今回当ブログに届いた性病体験談もそんな一人です。いずれにしても性病は自然治癒するものでもないので、偶然でも発覚できたので結果オーライではありますけどね。
どんなシチュエーションで発覚しどんな性病だったのか!? 詳しくみていきましょう。
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たまたま相談に行った産婦人科で膣分泌物の検査したらクラミジア陽性だった汗
以下、当ブログに寄せられた体験談を原文のまま掲載します。
私が18歳の時にクラミジアに感染しました。
その時は全く自覚症状がなく、強いて言うならおりものの量が増えたように思えました。たまたま生理不順が続いたので産婦人科に相談をしに行った時に、色々と検査をしておきましょうと言うことで、クラミジアに感染していることが発覚しました。
検査方法は膣分泌物の検査でした。
10代女性の10人に3人はこのクラミジアに感染するというほど感染力が強く、また、特に女性の場合は自覚症状がないということで発覚が遅くなることも多いそうです。発覚が遅れると、骨盤内や子宮にまで感染が広がり、卵管閉塞になり、不妊や流産の原因になることが分かり、とても怖い病気だなと思いました。
どこでなぜ感染したかは分かりませんでしたが、パートナーからもらわない、うつさないためにも、性交渉をする時にはコンドームをつけることが大切だと思いました。
治療方法は抗生剤の内服で、通常1〜2週間続けて服用することが望ましく、私の場合は2週間服用しました。
2週間後に検査をして、それからさらに3週間後に再検査をしてようやく治っているかが分かるようでした。
男女ともに治療法は抗生剤の内服だそうです。検査方法は男女で異なり、女性の場合は膣分泌物の検査や血液での検査となり、男性の場合は採尿でも検査ができるとのことでした。
どちらかが感染していると、パートナーも感染している可能性が高いので自分が感染したら、パートナーへの検査も勧めるべきだと思いました。
貴重なクラミジア感染症の体験談、ありがとうございました。投稿者さまのおっしゃる通り、「貰わない」・「うつさない」ためにも必ずコンドームを着用すべきですね!(それ以前に怪しい相手とはHしないこと!)
おりものの変化は念のためクラミジア感染を疑おう!
今回の投稿者さま。そもそも性病とおぼしき症状は出ておらず、強いて言うならおりものの量が増えた程度でした。性病ではなく「生理不順」についての相談のため婦人科を受診したところ・・・
色々と検査をしておきましょうと言うことで、クラミジアに感染していることが発覚しました。
と、突然のクラミジア発覚!!
かなり驚かれたことでしょう。
じっさい個人差があるものの、クラミジアが発症すると
- 排尿時の違和感・痛み
- 尿道のかゆみ・灼熱感・不快感
- 炎症が強い場合、尿道からの透明または白色の分泌物
※自覚症状が乏しい場合、症状がないことも少なくありません
などが主な症状といわれているものの、
クラミジアは最も多い性感染症で、最近の報告では18歳から19歳の女性の10人に3人がクラミジアに感染しているといわれています。20代では20人に3人です。女性の感染者の5人に4人までが自覚症状がありません。
出典 山の手クリニック
このように約8割の方には自覚症状がでない(出ても微妙なため本人が気づかない)のです。投稿者さまも微妙なおりものの変化は気づいてはいたけど、まさか性病とは疑っていなかったのですね。
クラミジア感染症の特徴
ちなみにクラミジアに感染した原因については
どこでなぜ感染したかは分かりませんでした
と感染経路がハッキリしないようですが、温泉やスパ、公共の場所で感染する可能性のあるトリコモナス膣炎等と違いクラミジアは
感染経路 | セックス、オーラル以外、アナルや尿を使うプレイも可能性あり |
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特徴 | 男女とももっとも感染者の多い性感染症 感染者ダントツ一位 |
潜伏期間 | 1~4週間 |
症状 | 尿道の炎症により排尿痛、女性の場合は不正子宮出血や下腹部痛、性交痛 |
治療法と治療期間 | 抗生物質の服用あるいは注射により2週間ほどで治療可能 |
このようにセックスやオーラルセックスでしか感染しません。よって過去のパートナーの誰かがクラミジア感染症だったのは紛れもない事実です。
もし可能であれば感染源となった相手を特定し、今後の拡散を防ぐためにも簡易検査キットでも構わないのでクラミジア感染症の検査をオススメください。
クラミジア感染を放置する人が多いが進行すると危険!
今回、抗生剤を約2週間服用し、無事クラミジアを完治された投稿者さま。体験談にも
発覚が遅れると、骨盤内や子宮にまで感染が広がり、卵管閉塞になり、不妊や流産の原因になることが分かり、とても怖い病気だなと思いました。
とあるように、クラミジアを悪化させると不妊や流産など女性にとって深刻な疾患を引き起こすのも特徴で
クラミジア・トラコマティスという菌が引き起こす病気です。淋菌感染症と同様の感染部位ですが、潜伏期間は1~3週間ですが、男性の尿道炎でも症状は弱く、半数が気付かないまま保菌しています。より深部の精巣上体炎(陰嚢内容が腫れて痛くなる)で発症することもあります。女性でも7~8割が子宮頸管炎の状態では気付かず、腹膜炎症状で発症することも少なくありません。症状がないままに卵管癒着等が起こり不妊症の原因となることもあります。治療は深部感染に至っていなければ、抗菌薬の内服で治すことができますが、精巣上体炎や腹膜炎では、かなり長期の投薬が必要です。
引用 厚生労働省『オーラルセックス(口腔性交)による性感染症に関するQ&A』
このように精巣上体炎や腹膜炎まで進行してしまうケースも稀にあるのでご注意ください。
【まとめ】生理不順のおかげでクラミジア発覚したことに感謝!
以上、生理不順の相談に受診した産婦人科で検査してみると、クラミジア感染症が発覚してしまった方の体験談でした。結果的に生理不順のおかげでクラミジアが深刻化する前に発覚できてよかったですね。
クラミジア感染症も淋菌感染症も、感染力が強いわりに自覚症状が出にくく、最近ではフェラチオやクンニリングなどにより性器→咽頭、咽頭→性器と感染ルートも多種多様です。
もし初めての相手、普段とちがう相手とセックスされた際は、
- おりものの変化(量・色・粘度)
- 亀頭の先から膿
- 排尿時の痛み・違和感
- 下腹部痛
1~2週間はしっかり観察し、些細な変化でもみつかった場合は直ちに性病検査だけは行っておきましょう。クラミジア感染症・淋菌感染症に絞って簡易検査キットで検査すれば費用もそうかかりませんよ♪
ということで今回の性病体験談は以上です。