ここ数日、排尿時の痛みや排尿時の違和感が・・・これってもしかして性病!
なんだか頻尿ぎみでおしっこの前後はヒリヒリと焼けるように膣が痛い
もしかするとご覧のアナタも、そんな排尿時の痛みや違和感など性病っぽい症状があらわれ、『これってもしかして性病に感染しちゃったの?』と不安で調べていませんでしたか!?
通常、そんな排尿時の違和感が気になる場合
- 性病でもなんでもなく単なる普通の膀胱炎
- 性器クラミジア、または性器淋菌感染症
主に二つのパターンが考えられます。たいていは上記の二つのどっちかで、性病なのかと不安だったけども調べてみたら単なる膀胱炎だった…というケースも意外と多く、逆に膀胱炎だと思っていたらクラミジアや淋病だったというケースもわりと多いです。
当記事では、アナタの知りたい
- 通常の膀胱炎と性器クラミジアの違い
- 結果クラミジアに感染していた場合の対処法や治療・予防対策
以上をできるだけ分かりやすく解説し、クラミジアや淋病に臆することなく今後も楽しいセックスを続けるポイントご紹介します!
因みに排尿痛の場合、まず怪しいのが性器クラミジア と性器淋菌なので、最低でもこの2項目だけは感染の有無を確認しておきましょう。
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膀胱炎と似ているため間違われやすいクラミジアとは?
日本の女性の5人に1人がかかるというメジャー病気の1つ、膀胱炎。
そんな膀胱炎ですが、これとよく似た症状の性病(性感染症)である性器クラミジアがここ数年で急増していることはご存知でしょうか?
こんな症状で自分は膀胱炎なのかも・・・と感じた経験はありませんか?
- トイレに行ったばかりなのにすぐにトイレに行きたくなる
- 排尿の前後にヒリヒリするような痛み、焼き付くような痛みじんじんする
- 尿の色がなんだか白っぽく握って濁っているような気がする
- 今までと違って排尿中に微妙な違和感がある
こういった症状に気づいた場合、単なる膀胱炎だと放置している方も多いようですが、管理人としてはセックスの頻度にかかわらず、まずはクラミジアを疑ってみた方がいいと思います。
なぜなら、淋病や梅毒といった性病(性感染症)の感染者が落ちつきをみせている一方で、性器クラミジアの感染者数は性病(性感染症)全体の中でも断トツ・・・。
また10代前半から20代前半の女性において約15人の1人がクラミジアに感染してしまっているという恐ろしいデータも出ています。
その証拠にこちら、厚生労働省の発表したデータを元に作成した性器クラミジア感染者報告数のグラフをご覧ください。
若い世代、もう10代後半の女性だけみれば「蔓延」という表現が近いかもしれません。
もちろん30代~40代でも普通に感染します。それにセックスもちろんオーラルセックスすらご無沙汰なんだけど…という方でも普通に感染するケースもあります。
こんな感染経路の多い性器クラミジアの場合、正直、セックスやオーラルだけに注意したところで予防しきれません。
やはり定期的な検査が予防と治療の要になってくるのは言うまでもありませんね。
男女で微妙に違うクラミジアの特徴
数ある性感染症の中でもダントツに感染者が急増している性病(性感染症)といえば性器クラミジア。主な特長は以下をご覧ください。
感染経路 | セックス、オーラル以外、アナルや尿を使うプレイも可能性あり |
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特徴 | 男女とももっとも感染者の多い性感染症 感染者ダントツ一位 |
潜伏期間 | 1~4週間 |
症状 | 尿道の炎症により排尿痛、女性の場合は不正子宮出血や下腹部痛、性交痛 |
治療法と治療期間 | 抗生物質の服用あるいは注射により2週間ほどで治療可能 |
中には自覚症状がほとんどないケースもあるため、本人も気づかずに放置され、周囲の人間に感染させてしまう・・・というのも、これほど急増している理由の1つだといわれています。
クラミジアの原因
4種に分類されるクラミジアですが、中でもクラミジア・トラコマチス1種がクラミジア性感染症の原因となります。
また淋菌感染症との混合感染の割合も多く、淋菌感染の治療が終わったにもかかわらず、その後も慢性的な尿道炎や排尿痛が続く場合、クラミジア性感染症も併発しているパターンも多いようです。
ちなみに男性と女性で微妙に症状が違うのもクラミジアの特徴。
以下に男女それぞれのクラミジアの症状と対策をまとめておきますので参考にしてみてください。
男のクラミジアの症状
自覚症状の少ない女性に比べ、男性がクラミジアにかかった場合比較的症状はわかりやすいようです。
ただ他の性感染症に比べれば、激しい痛みや大きなしこり、イボのような目立った症状も少なく、意識していないと症状を見逃して放置してしまう可能性もあるので注意が必要ですね。
では男性がクラミジアにかかっている場合、具体的にどんな症状があるのでしょうか?
男性の場合クラミジアの症状は尿道付近に集中して発生します。
で、感染して初期段階で感じる違和感といえば軽い排尿痛が主な症状です。なので正直、この時点で自覚する方はレアケースだと思います。
この違和感や不快感を放置し続け、一定期間が経過すると次の段階、尿道から膿が発生します。遅くともこの段階では医療機関を診察してもらいたいものです。
性器クラミジアの疑いがある時点で、できればパートナーに報告してください。そしてセックスはもちろんオーラルセックスも控えてください。
また他人に感染させるだけでなく、男性の場合は放置することで前立腺炎、急性精巣上体炎、直腸炎に発展するケースもあります。
原因不明の排尿痛が続いた時点で早めの受診と治療開始が肝心です。
男性の初期クラミジアの排尿痛はどのくらい?
初期のクラミジアの排尿痛は非常に軽度なため、性器クラミジアに感染したことに気づかない男性が大半だといわれています。
排尿の度に「痛っ!!」というほどの違和感ではなく、何となく違和感が感じるという程度にとどまるのが特徴です。
なので「尿道にちょっぴり傷がついたのかなぁ・・・」と放置されるパターンも多いため、知らずに感染源となっている男性も多いようです。
不特定多数の女性とのセックスや生フェラに心当たりのある男性は要注意!早めの性病検査を!
女性のクラミジアの症状
ここ数年、劇的に急増している女性のクラミジア感染者。
とくに10代後半から20代前半の若者を中心にある意味クラミジアの蔓延状態と言われていますね。
恐ろしいことに、クラミジアに感染した女性の約8割が自覚症状がないということもあり、患者数は男性の約2.4倍と圧倒的に女性の感染者が多いことも、ここまで女性の感染者が増えてしまった理由のひとつでしょう。
こんな自覚症状の少ない女性のクラミジアですが、症状としては尿道に軽い炎症が起きます。
排尿で違和感を感じたりわずかに尿が浸みることもあり、おりものの量が増える、セックスの際に痛みを感じる(性交痛)といったものが主な症状となります。
自覚症状が少ないだけに厄介な性病(性感染症)です
いずれにせよ性器クラミジアには他の性感染症のような激しい痛みや発熱のようなシリアスな症状がありません。
よって単なる皮膚炎やデリケートゾーンの肌荒れと勘違いされ続け、性器クラミジアだと自覚せずに放置されるケースがほとんどなようです。
その結果、感染に気づかずにパートナーとのセックスやクンリニングスを繰り返し、パートナーとのピンポン感染を繰り返すことが多いのも特徴です。
喉が痛い!その場合は咽頭クラミジアかも?
性感染症においてクラミジアといえば、先に述べた性器クラミジアが一般的です。ただ喉に違和感がある場合は咽頭クラミジアも疑ってみてください。
クラミジアを引き起こす病原体、クラミジア・トラコマチスは厄介なことに性器だけでなく喉や目に感染するケースも多いのが特徴です。
また、この病原体が喉の粘膜から感染した場合(咽頭クラミジア)と呼ばれます。
生フェラ好き・クンニ好きは咽頭クラミジアに警戒を!
喉の奥の粘膜から感染するという特徴からお分かりの通り、
咽頭クラミジアは挿入を伴うないフェラチオやクンニリングスのようなオーラルセックスで感染するケースが大半です!
ただ中にはディープキス程度でも感染する場合もあります。怖いですね。
また咽頭クラミジアは男性から女性に感染するケースが多く、その多くがフェラチオの際に喉の奥の粘膜に病原体が付着したことが裏付けられます。
以下のグラフにもあるように、ひと昔前にくらべフェラやクンリニングスといったオーラルセックスは挿入の前後の愛情表現として一般化してきました。それだけに感染するリスクも高いといえます。
出会ったばかりだから挿入はちょっと・・・とか、まだ生理が終わってないから「とりあえず今日は口で我慢してネ」というシチュエーションもあるかと思います。
咽頭クラミジアに関しては、挿入するしないにかかわらず、フェラチオだけでも十分に性感染症のリスクがあるという事実を女性の方は理解しておきましょう。
高頻度でフェラチオを行う女性は自覚症状の有無に関係なく一度検査を!
放置されやすく治りにくい咽頭クラミジア。
性器クラミジアとくらべても咽頭クラミジアの場合、比較的症状は軽く喉の痛みや風邪の諸症状と勘違いされやすいものです。
そもそも喉の奥の粘膜の状態を検査してみなければ感染しているかどうかがはっきりしません。それだけに感染していることに気付かれないまま放置される方が大半で、非常に治りにくい厄介な性病(性感染症)の一つなんです。
クラミジアの感染経路
ごく稀に日常生活においてクラミジアに感染というケースもありますが、99パーセントはセックスにより感染します。
基本的にパートナーがクラミジアに感染している場合、粘膜と粘膜が触れれば簡単に感染します。それほど粘膜同士の感染力が高いのがクラミジアの特徴です。
つまりコンドームを着用することで、クラミジア感染のリスクは大幅に低下します。
とはいえ以下のコンドーム着用率のグラフをご覧の通り、いつでも着用されている方は約4割強・・・こういった事実もクラミジア急増を助長しているのです。
また上に述べたような咽頭クラミジアの場合、感染者にフェラチオやクンリニングスといったサービスを行っただけでかなりの高確率で感染します。その点もご注意ください。
もちろん咽頭クラミジアに感染している女性からの生フェラも同様に感染しますのでお忘れなく。
コンドーム着用だけでは完璧にクラミジアを予防できない!
とりあえずコンドームさえしておけば大丈夫・・・と誤解されている方も多いようですが、他の性病と比較しても非常に感染力が高いのがクラミジアの特徴です。
コンドームを装着しているからといってクラミジアに感染しない、させないという保証はまったくありません!!自分の身を守るためにも、この点は肝に銘じておいてください。
クラミジアに効果のある薬
もしクラミジアに感染した場合そう簡単に自然治癒することはありません。抗生物質等による治療が必要となります。
クラミジアに効果のある抗生物質は数多くありますが、安全性や手軽さ、おまけに高い除菌率からマクロライド系の抗生物質であるジスロマックによる治療が一般的だとされています。
咽頭クラミジアの場合、性器クラミジアに比べても治療期間が長引きます。この部分は覚悟しておきましょう。
クラミジアに感染しているか検査
クラミジアを放置しているとパートナーだけでなく感染範囲はどんどん広がり、とくに性器のクラミジアの場合は最悪は自分が不妊症となってしまうケースもあるので要注意です。
また大切なパートナーに移してしまうリスクが常につきまといます。もし性器クラミジアや咽頭クラミジアにの可能性が疑わしい場合は早急に検査し、早期の治療が大切となります。
【クラミジアに感染している可能性の高いタイプ】
- 風俗店を頻繁に利用する、または定期的に利用される方
- 特定多数の異性とセックスをしてきたという方
こういった方は症状を自覚しているいないにかかわらず、まずは一度STD検査を受けておくことをおすすめします。
※できれば性病科又は泌尿器科、婦人科を受診し、しっかりと病院で検査してもらうことをお勧めします。
クラミジアを治して思う存分セックスをするためにも
自覚症状の少ないクラミジアの場合、気づかずにパートナーに移してしまうケース、またはパートナーにクラミジアに感染したことを隠したままセックスをすることで感染させるケースも多いようです。
いずれにせよ、自分だけ治療したところでパートナーが感染していればクラミジアは必ず自分にも戻ってきます。いわゆるピンポン感染とよばれるケース。
こういったピンポン感染を防ぐためにも、できればパートナーとご一緒に性病検査をされることをおすすめします。
今ならクリニックや保健所に出向くのが恥ずかしいなら精度の高いSTD検査キットがWEBで簡単に購入できます。デートのついでに2人で検査・・・なんてのもいいかと思います。
今後の長期的なセックスライフを充実させるためにも、ぜひパートナーとご一緒に検査を行い、性病(性感染症)の不安なくガンガンにセックスを楽しんで下さい!