当ページをみてくれているということは、もしかするとこんな症状がみられて、もしかしたら性病?とネットで調べまくっていたのでは?
こんな場合、
- 彼氏が内緒でこっそり風俗通い
- 出会い系で素人の若い女の子とヤリまくっているの?
こんなネガティブなイメージが頭をよぎるかもしれませんが、決めつけは危険です。冷静に対処しておきましょう。
そもそも、セックスや生フェラ、クンニやアナルといったセックス以外のルートで感染する性病も沢山あります。
まずは
- その症状が本当に何らかの性病(性感染症)の一症状なのか?
- 仮に性病だった場合、彼氏とのセックス以外の感染経路はありえないのか?
- 最悪、自分がすでに保菌していた、他から感染したパターンはないのか?
このへんをハッキリさせるのが先決ですね。
今回は、不安な女性が性病を症状から調べる方法、とくに女性に感染しやすい性病(性感染症)の種類、性病だった場合の治療や対処法を徹底的に調べてみました。
最初のステップとして感染の有無を確認するため、自宅で簡単にできる郵送タイプの検査で構いませんので試してみましょう。
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逆引きで自分の性病を調べてみよう!【女性編】
こちらのページでもお伝えしているように、男女で同じような症状があらわれる性病(性感染症)もありますが、男女で症状が大きく違うという性病も沢山あります。
また陰茎と膣のつくりが違うこともあり、全体的に女性の方が自覚症状がでにくく、発見されづらい傾向があります。
それだけに、感染したことに気づかず長期間にわたって放置し続けた結果、子宮頚管炎や卵管炎、不妊症といった深刻な事態まで発展するケースも・・・。
なので性病(性感染症)だった場合でも必要以上にガッカリすることはありません。
何らかの自覚症状がでている時点で、早期発見ができたということ。
逆に不幸中の幸い・・・とポジティブに捉えてください。
仮に性器クラミジアや淋菌感染症ならば、検査後、早期に抗生物質を正しく服用すれば7~10日程度で完治できます。放置したことで引き起こされる深刻な病気を予防できたわけなんですから。
女性にみられる性病(性感染症)の部位と症状
症状と部位 | 性感染症の種類 |
---|---|
おりものの異常 | おりものの量の増加・・・クラミジア、淋病、トリコモナス、カンジダ
悪臭・・・トリコモナス膣炎 白いカスが生じる・・・カンジダ膣炎 |
排尿時の痛み・違和感
尿の回数が増えた・残尿感がある |
クラミジア、淋病、トリコモナス、性器ヘルペス |
膣・陰唇の異常 | クラミジア、淋病(痛みのある発疹の場合、尖圭コンジローマもあり) |
陰部、肛門のできもの | 性器ヘルペス、梅毒、尖圭コンジローマ(カリフラワー状) |
陰部の強い痒み | クラミジア、カンジダ、毛じらみ |
口腔内 | 淋菌感染症、クラミジア感染症、口唇ヘルペス、梅毒 |
喉の異常・扁桃腺 | 咽頭クラミジア、咽頭淋菌(まれにエイズ ヘルペス、尖圭コンジローマのケースもあり) |
性器の痛み | 淋菌感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ |
皮膚に発疹ができる | 痛みを伴う水疱、潰瘍の場合、性器ヘルペス
手足、体中に痛みをともなわない赤いバラ疹がみられる場合、梅毒 |
長期間にわたる下痢 | B型肝炎(黄疸も併発)、HIVウイルス(風邪の諸症状も) |
発熱、倦怠感 | クラミジア、淋病、、性器ヘルペス、梅毒 B型肝炎、C型肝炎、HIVウイルス |
鼠径部のリンパ節の腫れ・痛み | 梅毒、性器ヘルペス、軟性下疳 |
女性が感染しやすい性病(性感染症)とその症状・感染経路
いかがでしょうか?上記の表である程度の性病(性感染症)の特定はできたかと思います。
こっそり内緒で簡易検査キットによって性病(性感染症)検査をする場合、ある程度の性病の絞り込みは非常に大切なこととなります。
疑わしい性病(性感染症)を知っておくことで、無駄に5項目や10項目といった大袈裟な検査キットを購入せずに済みます。
症状から2~3項目に絞り込んで検査することで手軽かつ安価な検査キットで済むので費用や検体採取の手間も省けます。
とはいえ、複数の症状が同時多発的に生じている方、どれにも当てはまるような、当てはまらないような方もいるかもしれません。
そこで女性がとくに感染しやすい性病(性感染症)、感染者数の多い性病のデータや統計をもとに、いくつかの性病(性感染症)をピックアップしておきます。
クラミジア感染症(咽頭クラミジア)
クラミジアクラミジア感染症はクラミジア、トラコマチスが原因で発症する病気。
潜伏期間は約1~3週間で主にセックスによって感染します。
おりものの増加、軽い下腹部の痛み、排尿時の違和感や痛みと比較的症状は軽く、全く出ないの女性が多いのも特徴。
そのため、自分でも気づかないうちに進行し、子宮けい管や尿道炎、子宮内膜円、卵管炎、腹膜炎を引き起こすケースも。
以下のグラフが示すとおり、若い年代を中心にセックスでのフェラチオやクンニ、69という行為は完全に定着したこともあり、性器→咽頭、咽頭→性器と感染経路も複雑化しました。
よって最近では生フェラ(ゴム無しでのフェラチオ)により喉に感染・・・扁桃炎のような症状をともなう咽頭クラミジアも増加傾向。
クラミジアについてはこちらでも詳しく解説し、疑わしい場合の確認方法や予防、治療についてまとめています。怪しいと思われる方はぜひご覧ください。
淋病(淋菌感染症)
国内の主要性病の中でも、クラミジア性感染症に次いで2番目に多い性病が淋菌感染症。
女性の場合主に20代前半の感染者が多く、最大の特徴は女性の場合発症しても無症候状態の方が大半ということ。
感染経路はあらゆる性行為・・・挿入はもちろんのこと生フェラ、クンニ、アナルセックス、69とすべての行為で感染可能。
また咽頭淋菌の場合、セックスどころかディープキスで感染することも普通にあり。
一度の性交渉において約3割で感染するという、主要性病(性感染症)の中でも非常に感染力の強い性病。
以下のページで淋菌感染症の具体的な症状や対策について詳しくお伝えしてます。気になる方はどうぞ。
膣カンジダ症
女性の場合、陰部から肛門にかけて強烈な痒みを伴い、チーズやヨーグルトのような白いカスのようなおりものが増えるのが特徴。
本来カンジダ菌は常在菌のため、体内に住み続けているものですが、過労や体調不良といった免疫力が低下したタイミングで暴れ出し発症させます。
女性全体の約2割の方がカンジダ膣炎を経験する・・・という以下のようなデータもあります。感染経路もセックス以外のケースもあり。
また主に抗生物質やステロイド剤を服用することがきっかけとなり発症しやすいのも特徴のひとつ。
カンジダ膣炎の具体的な症状や治療法は以下のページでまとめています。疑わしい方は参考にどうぞ。
梅毒
梅毒が他の性病と少し違うところは、数回の発症と潜伏を交互に繰り返し、第1期~第4期まで徐々に進行していく部分。
原因は梅毒トレポネーマという病原菌が血液や皮膚粘膜を通して感染すること。
挿入やフェラ、クンニ、アナルだけでなく小さな傷や出血があればペッティング等でも十分に感染する可能性あり。もちろんディープキスでも感染可能。
第1気から第2期と比較的早期に治療を行った場合約、1カ月間の抗生物質の内服により完治します。
ただ発症に気づかず治療が遅れることで、脳や心臓といった部分に深刻な合併症起こす可能性もあり。
感染すると3週間から数カ月程度で感染部に小さく硬いしこりが生じ、特に治療を行わなくとも自然に消え去ります。
しかし病原体が体内に広がりひっそりと梅毒が進行しているので要注意です。
以下のグラフをご覧になればお分かりのように、長いこと減少傾向にあった梅毒がここ数年で激的に急増しています。
とくに若い年代の女性の感染者は数年前の5倍という状況・・・これについては厚生労働省も本格的にキャンペーンを行って以下にように注意を促しています。
当サイトでも以下のページで梅毒の具体的な症状、感染経路、治療法など詳しくお伝えしています。もしかしたら・・・という方は念のため目を通しておくといいですよ。
女性の性病は症状が出にくい!発症前の潜伏期間でも検査を受けよう!
ここまで女性が感染しやすい性病(性感染症)について症状、特徴をまとめてきました。
すでにある程度、疑わしい性病が特定された女性も多いかと。
そこで次のステップ!
病院やクリニック、保健所、自宅でこっそり行う簡易検査キットと選択肢は様々ですが、疑わしい性病(性感染症)が本当に感染しているのか?この部分をハッキリさせておきましょう。
ちなみに明らかな性病の症状がでている場合、病院でも保険適用で検査が可能ですが、発症前や潜伏期間の場合、保険適用外で自費での検査です。
少々痛い出費になるので比較的安く済む、簡易検査キットの方がお得かと。
https://sakaoclinic.jp/%e6%80%a7%e7%97%85%e6%a4%9c%e6%9f%bb%e3%82%ad%e3%83%83%e3%83%88%e9%81%b8%e3%81%b3/彼氏(旦那)に打ち明ける、または問い詰めるのは検査を行い陽性だと判断されてからのこと・・・まずは早とちりとならないために早急に検査をおすすめします。
性病の多くは感染後、一定の潜伏期間という発症前の期間があります。1週間程度のクラミジアや淋菌感染症もあれば半年間という尖圭コンジローマのような潜伏期間の長い性病も。
ただ発症前の潜伏期間でもたいていは検査が可能・・・できれば疑わしいセックスを遡って、以下の表の検査可能時期に突入していたら早めに検査をおすすめします!
性病(性感染症) | 感染~検査可能までの期間 |
---|---|
クラミジア
淋菌感染症 トリコモナス膣炎 性器ヘルペス |
2~3日~ |
尖圭コンジローマ | 症状がみられてから |
梅毒 | 1ヶ月~ |
B型肝炎 | 2ヶ月~ |
カンジダ膣炎(膣カンジダ症) | 症状がみられてから |
HIVウイルス | 3ヶ月~ |
自覚症状の少ない女性は深刻化しやすい!早めに治療スタート!
また女性の性病の症状でもっとも男性と違い、注意しておきたい部分といえば、自覚症状が少ない女性、発症したにもかかわらずまったく症状の無い女性が多いこと!
おりものの増加、軽い下腹部痛,排尿時の違和感など、発症しても症状が軽いために気づかれない・・・または症状そのものが現れない方も多いんです。
結果としてパートナーの男性を感染させるだけでなく、病状が進行し、子宮頸管炎や尿道炎、子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎、さらには不妊症を引き起こすことも・・・。
男性とくらべ放置されやすく深刻化してはじめて発覚!というパターンが多いため、発症の有無にかかわらず怪しい相手、怪しいプレーの後は定期的に検査をおすすめします。
出産を考えている女性は他人ごとじゃないですよ!
今現在、結婚や出産をまったくイメージできない方も、いずれ大好きなパートナーと一緒に生活し、お子さんを授かるかもしれません。
その時に、ずっと前の彼氏とのセックスで感染したクラミジアが原因で出産できなくなる・・・という可能性もゼロではありません。
今後出逢う大切なパートナーのためにも、早めに確認して対処しておきたいものですね。
性病を予防・再感染しないために、女性も受け身じゃなく積極的に!
いずれにせよ、検査によってが感染の事実が確認できた場合、なるべく早いタイミングで彼氏(旦那)に事実を打ち明けてください。
これは感染経路をハッキリさせるため、またはパートナーも感染している可能性も高いですから、一緒に治療を始めるため、ある意味、感染者の義務でもあります。
もし彼氏(旦那)以外の感染経路によって感染していた場合、早期に打ち明けることでパートナーを性病から守ることも十分に可能ですから。
ちなみに女性が性病(性感染症)に感染した場合、彼氏(旦那)に打ち明けるか・・・というアンケート調査は以下の通り。
約4割の方は、すぐに打ち明けないと回答されていますが、もし隠したまま感染させてバレた場合、間違いなく修羅場になります。
理由はどうであれ、パートナーのことを思うならばありのままの事実を打ち明け、お二人揃って治療を始めてください。
参考までに性病(性感染症)を打ち明けるときの注意は以下にまとめています。
症状がでてからでは遅い!? 定期的なSTD検査を!
当ページのユーザーさんの場合、すでに何らかの症状がでている方が大半かと思いますが、何度も申し上げたように、大半の女性に自覚症状がない性病もあります。
つまりどんな女性でも、ウイルスや細菌を保菌しつつ、発症しないまま潜伏、または自分でも気づかないでセックスを続けている可能性があるということ。
その手の無症候タイプの性病(性感染症)は残念ながら現時点では性病検査で病原体を確認する以外に確認する方法はありません。
もし疑わしい相手とセックス(オーラル、アナル、69も含む)を行ってちょっぴり不安・・・という場合、こういった低価格な簡易検査キットでも構いません。
ぜひ早めに一度、感染の有無だけでもご確認ください。
以下の表にもあるように、一部の深刻な性病(性感染症)をのぞき、主要な性病の多くは早期に適切な治療を行えば、比較的、短期間で解消できます。
主要性病(性感染症)の治療期間
病名 | 特徴と症状 | 治療法と治療期間 |
---|---|---|
梅毒 | 主に粘膜の小さな傷から細菌が侵入
主な症状約3週間程度で感染部位に米粒~小豆大の硬くて赤いしこりができる |
炎症を起こしている部位に1週間~10日間、抗真菌剤入の軟膏または膣剤 |
性器クラミジア | 男女とももっとも感染者の多い性病(性感染症)
主な症状尿道の炎症により排尿痛、女性の場合は不正子宮出血や下腹部痛、性交痛 |
抗生物質の服用あるいは注射により2週間ほどで治療可能 |
淋菌感染症 | ここ数年で男性に急増中
主な症状尿道炎から強い排尿痛、尿道から黄色い膿、女性はおりもの増加、頻尿、排尿痛 |
治療は抗生物質の服用で、1週間程度で治療可能(症状によっては数週間のケースもあり) |
尖圭コンジローマ | 性器周辺にとがったイボが密集してできる
主な症状性器~肛門にかけて鶏のトサカやカリフラワーのような薄茶色のイボが集中してできる |
ベセルナクリーム等、軟膏の場合だと8~16週間程度
外科的切除の場合も、再発のリスクを考えても術後3ヶ月は経過をみる必要あり |
性器ヘルペス | 一度ウイルスに感染すると潜伏し続け体調により発症を繰り返す。比較的女性に多い
主な症状陰茎、亀頭に水疱~潰瘍、女性の場合は外陰に水疱、破れると激しい痛みで発熱や排尿痛も |
抗ヘルペスウイルス薬の飲み薬や塗り薬によって1~3週間程度で症状がおさまる(症状がおさまるだけで持続感染はしています) |
トリコモナス膣炎 | トリコモナスという原虫が陰部に感染して発症、主に女性が感染
主な症状膣炎や外陰炎を引き起こし、悪臭をともなうおりものと強い痒み |
内服薬を1週間~10日、場合によっては膣錠を用いる |
残念ながら病院やクリニックの場合、潜伏期間や明らかな症状がみられない状態だと、保険適用とならずに検査費用が高額となります。
ただ簡易検査キットなら症状の有無に関係なく比較的、安価に確認できます。
また性病科ハッキリしない時点では、誰にもバレずにこっそり検査したい!という方は今ならほぼ100%誰にもバレずに性病検査が可能です。
今後も末永く楽しいセックスライフを続けるためにも、一度しっかりとお互いの状態を確認して、必要ならしっかり治療しておくことをおすすめします。
ぜひ当ページを参考に、性病の不安を解消して楽しいセックスを復活させてみてくださいね!