もしかしたらセックスやオーラルセックスを行ってから数日後、こんな症状を感じて性病を疑っていませんでしたか?
こんな場合、軽い膀胱炎と誤解してそのまま放置している方も多いですが、かなりの確率でクラミジアや淋菌感染症だったりするのでご注意ください。
ちなみに当ブログ管理人も、単なる膀胱炎と勘違いして長期間、クラミジアに感染していました。自覚症状が弱いタイプだと意外にスルーされるので要注意。
当記事ではクラミジアの症状や検査方法や予防対策を中心に、後半ではクラミジアに注意しつつも楽しくセックスするポイントなんかも徹底解説します。
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性病(性感染症)の中心…断トツに感染者の多いクラミジア!
すでに他のサイト等でクラミジア関連の知識のある方もいるでしょうが、この場で簡単にクラミジア感染症について特徴や動向をお伝えしておきます。
まずは以下のグラフをご覧ください。
このように平成14年あたりをピークに、やや減少傾向がみられる国内のクラミジア感染者報告数ではあります。
とはいえ、あいからず国内の性病(性感染症)の中でもダントツに感染者報告数の多い性病には違いありません。
他の性病(性感染症)との割合をみれば明らかですが、一説によると現時点でクラミジア感染者は国内で100万人以上にのぼるとも・・・。以下のグラフを見ての通り、性病(性感染症)トータルの約半数がクラミジアといえる状況なのです。
クラミジア感染症の厄介な部分
これほどまでに感染者数が増え続け、相変わらず横ばいを続けているクラミジア感染症。
もっとも厄介の部分といえば、男女とも自覚症状が乏しい・・・ということに他なりません。
女性の場合は約8割、男性でも約5割に自覚症状が現れず、本人も感染したことを知りません。
結果、自覚症状が無いまま周囲の人間とセックスやフェラ、クンニ、69等を行なって周囲の人間を感染させます。これが感染者の減らない大きな原因。
クラミジア感染症の感染経路と原因
言うまでもありませんが、クラミジアの主な感染経路は男女間での性交渉。
挿入はもちろんコンドームを着用しない生フェラ、クンニ、シックスナインといった粘膜の接触により性器や膣分泌液を介して感染します。
以下のグラフをご覧ください。
このように、一昔前と比べても最近の若い男女間のセックスにおいて、フェラチオやクンニリングスは定番中の定番・・・必須の項目といえます。
そのため一方の性器に感染しているクラミジアが咽頭へ、また咽頭に感染しているクラミジアが性器へ・・・と縦横無尽にクラミジアが行き交います。
またコンドームを着用した挿入、フェラを行っている限りそれほど感染率は高くありませんが、女性の性器を男性の舌で満足させるクンニリングスの場合、行為の性質上、粘膜同士の接触は避けることができません。
よって咽頭クラミジアに感染中の男性がクンニすることで女性の性器へ感染させる、または性器クラミジアに感染している女性にクンニを行うことで男性の咽頭に感染というケース。
これらは根本的に防ぐ手立てがないの実情です。
絶対にクンニは厳禁!というのもクンニ愛好者の男女にとって厳しいでしょう。なので比較的、クラミジアのリスクが高いことだけは覚悟の上、舐めるか決断しましょう。
以下の記事も参考にしてください。
クラミジアに感染するとほかの性病にも?
先に述べたように、クラミジア感染症を放置しただけでも深刻な状態を招くこともあります。
しかしそれ以上に厄介な部分というのが、他の性病を併発させやすいという部分・・・じつはこの部分が意外とネックなんです。
とくに国内の主要性病(性感染症)の2トップと呼ばれるクラミジアと淋菌感染症。
そもそもクラミジア感染症と淋菌感染症は併発しやすい性質をもっています。事実、クラミジアに感染してるかなりの方が淋菌感染症にも同時に感染しています。
これについては以下のグラフが参考になると思います。
それ以外にも、クラミジアに感染している方の場合、性病の中でも最も感染したくない性病の1つ、HIVウィルスの感染や発症率が約3~5倍にも高まります。
本来、感染率の低く感染経路もシンプルなHIVウィルスですが、クラミジアを放置していたために感染される方も少からずいるのです。
HIVウィルスの予防という意味もふくめて必ず早期発見を心がけておきましょう。
こちらのページも合わせてご覧ください。
【男女別】クラミジアの具体的な症状
まずは以下の表をご覧ください。
感染経路 | セックス、オーラル以外、アナルや尿を使うプレイも可能性あり |
---|---|
特徴 | 男女とももっとも感染者の多い性感染症 感染者ダントツ一位 |
潜伏期間 | 1~4週間 |
症状 | 尿道の炎症により排尿痛、女性の場合は不正子宮出血や下腹部痛、性交痛 |
治療法と治療期間 | 抗生物質の服用あるいは注射により2週間ほどで治療可能 |
まず男性がクラミジアに感染した場合、尿道を中心に感染し、排尿時の痒み、違和感や排尿痛、さらに尿道からサラッとした膿が生じ尿道炎のような症状。
個人差はありますが亀頭全体にボワッとした痛みが生じるケースもあります。さらに奥に炎症を起きている場合、精巣上体(副睾丸)の腫れ、稀に発熱をともなうこともあります。
一方女性の場合、感染の中心は子宮頚管、そのためおりものの量が急増し、黄色や緑、赤、茶、黒といった色の変化、悪臭、セックス時の痛みや下腹部痛、ときには不正出血というケースも見られます。
また膣より奥に炎症が起きている場合、下腹部痛、炎症による性交痛などもみられます。
ただ男女とも、これらの膀胱炎のような自覚症状がみられるのはラッキーなケース・・・女性の約8割、男性の5割程度は自覚症状すら現れません。
つまり感染している事実にさえ気づかないわけです。なので自覚症状があった場合、それは治療を始める良いチャンス・・・少しでも違和感を感じた場合、スルーしないで積極的に性病検査を行い治療をスタートしておきましょう。
クラミジア感染症放置しているとどうなる?
しっかりと治療すれば治療期間の不適短いクラミジア感染症ですが、放置しておくと深刻な状態を招くのが特徴で・・・
- 男性の場合・・・前立腺炎、血精液症
- 女性の場合・・・卵管炎、子宮外妊娠、不妊症
といった深刻な疾患を引き起こすケースもあります。ご注意ください。
とくに男性より女性の方が深刻です。これから結婚、出産を控えた女性にとっては絶対に関わりたくない疾患ばかり・・・。
できることなら徹底的に予防し、仮に感染しても早期発見、早期の治療をおすすめします。
コンドームだけじゃ無理!クラミジアの予防方法まとめ
さて、そんな感染経路の複雑なクラミジア感染症、一体どのような予防対策が有効なのでしょうか?
まずクラミジアの主な感染経路であるセックスやオーラルセックスという部分を考えても、コンドームを着用してセックスを行うこと。これは最低ラインの部分ですね。
そもそも不特定多数の相手やソープ、デリヘルでお許しがでたからといって「ラッキー!」と雄たけびを上げて生で挿入・・・完全に自殺行為です。
クラミジアにとってウエルカム状態ですよ!
もちろん俺はゴムを着用しているから大丈夫!という方もいますが過信は禁物。
残念ながらHIVウイルス予防では完璧に近いコンドームですが、クラミジアは完璧に予防できません。そもそもコンドームを雑に着用している男性、そもそも使用方法が適切でない男性の場合、覆われていない部分も多くお互いに感染のリスクは高まります。
念のため、以下にコンドームの正しい着用の方法を添付しておきます。
男性の場合は自分の着用方法と照らし合わせ再確認、女性の方もパートナーがしっかりと着用しているか確認、状況次第では、雰囲気が台無しになったとしても、しっかりと着用して!とダメ出しする心構えも需要だと思いますよ!
またどの性病においても当てはまることですが、クラミジアの感染が疑われるような怪しい相手とのセックスそのものを控えてください。
お互いに信用できるパートナーとだけ行っていれば、感染力の強いクラミジアにおいても、そう簡単に感染するものではありません。
性生活そのものを見直してみるのが良いでしょう。
傷や炎症、生理中のセックスは高リスク!
予防対策とは違うかもしれませんが、性器に炎症や微細な傷が生じている、または生理中のセックス、また出血を伴うアナルセックスもクラミジア感染のリスクを高めます。
かならずコンドームをしっかりと着用し、信用できる相手とだけ行ってください。
クラミジアに感染しているか調べてみよう!
では続いて、クラミジアに感染しているかを調べる方法についてお伝えします。
先に述べたようなクラミジアの症状が見られた場合、1日も早く感染の有無を確認し、本当にクラミジアに感染しているのか特定する必要があります。
そこで考えられる手段といえば病院やクリニックに足を運んで性病検査、または郵送タイプの検査キットで行うセルフチェック。
事実上、上記の2つの方法が一般的なクラミジア感染症の確認方法となります。
一応保健所という選択肢もあるにはありますが、費用がかからないというメリットはあるものの時間帯や日程が選べなかったり、検査項目が地域によって違うなど、正直誰にでもお勧めできる方法ではありません。
いずれの方法にせよ、検体を採取してラボに依頼し、クラミジア・トラコマチスが検出できるかどうかを確認するという流れとなります。
この検体の採取を医師が行うか、自分で綿棒等で行うか・・・という部分の違いになります。
もちろん最終的な判断は大きなラボで行うのは病院やクリニックでも検査キットでも同じ・・・検査精度には大差ないとお考えください。
それぞれメリットやデメリットがあります。どちらの方法でも構いませんが、大切なのは少しでも早いタイミングで検査を行うこと、これに尽きます。
以下、郵送タイプの簡易検査キットの選び方をまとめています。選ぶ場合は参考にしてみて下さい。
https://sakaoclinic.jp/%e6%80%a7%e7%97%85%e6%a4%9c%e6%9f%bb%e3%82%ad%e3%83%83%e3%83%88%e9%81%b8%e3%81%b3/病院やクリニックと輸送タイプの検査キットの比較
初めての性病検査という方の場合、どちらの方法で検査を行うべきか悩まれる方が多いようです。
各方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。以下で分かりやすく表にまとめておきますので、メリットデメリットを比較して自分に合った検査方法を選んでみましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
保険診療の病院・クリニック(3割負担) | 選択肢も多く、保険適用で治療費が安い | 医療費通知が自宅に届き妻(旦那)、彼女(彼氏)、親にバレる可能性あり
症状がみられない場合、保険適用外 性病の種類によって診察対象外となって他のクリニックをハシゴするケースも |
自費診療の病院・クリニック(全額負担) | 最短で即日検査、即日に結果を知ることが可能
匿名性が高く郵送物等でバレるリスクはほぼゼロ |
全額負担なので検査費用も治療費も予想外に高くなる(1項目8,000~10,000円程度) |
保健所の無料の性病検査 | 費用が安い
匿名で検査が可能 |
HIVには強いが主要性感染症すべてをカバーできていない
検査実施日が特定 人数制限もあり 平日の昼間が中心 |
郵送タイプの簡易検査キット | 匿名性が高く、受取・結果の確認を注意すればほぼ100%バレない
考えられるほぼ全ての主要な性病をカバーしている 症状がでる前の潜伏期間なら病院にくらべ費用が安い 恥ずかしい部分を誰にも見られないで済む 最新の検査機器を使ったラボで高度な検査が可能 |
検査の結果、陽性の場合、改めて病院やクリニックで治療が必要
同じ項目が保健所にあれば無駄に費用がかかる 自分で分泌物等を採取する必要がある |
クラミジア感染はすぐに検査して調べることができるのか?
性病の種類によって違うものの、基本的に性病に感染した場合、感染→潜伏→発症と3段階に進行します。
ちなみに主要性病の潜伏期間については以下の表を参考にしてみてください。
性感染症の潜伏期間
性病(性感染症) | 潜伏期間 |
---|---|
クラミジア | 3日~2週間 |
淋病(淋菌感染症) | 2日~1週間 |
梅毒 | 3週間~3か月 |
トリコモナス膣炎 | 3日~2週間 |
尖圭コンジローマ | 3週間~3ヶ月 |
性器ヘルペス | 3日~7日間 |
B型肝炎 | 1か月~2か月 |
HIVウイルス | 1~10年(やや短いケースもあり) |
このようにクラミジアの場合約3日から2週間・・・つまり潜伏期間が長い方の場合、疑わしいセックスから約2週間は症状が全く見られないということ。
では実際、クラミジア感染が疑わしい場合性病検査まで2週間待たなければいけないのでしょうか?というとそんなこともありません。
一般的な性病(性感染症)の場合、潜伏期間内でも検査は可能ですのでご安心ください。
参考までに性病に感染した場合の検査が可能になるまでの期間は以下の通り。
性病(性感染症) | 感染~検査可能までの期間 |
---|---|
クラミジア
淋菌感染症 トリコモナス膣炎 性器ヘルペス |
2~3日 |
尖圭コンジローマ | 症状がみられてから |
梅毒 | 1ヶ月~ |
B型肝炎 | 2ヶ月~ |
カンジダ膣炎(膣カンジダ症) | 症状がみられてから |
HIVウイルス | 3ヶ月~ |
このようにクラミジアの場合、感染から約2から3日程度で検査可能。
つまり自覚症状が見られている場合、そのタイミングで検査可能なのはもちろん、何も自覚症状が見られない場合でもセックスから2~3日が過ぎていれば普通に病原体が検出できるということです。
郵送タイプの検査キットでクラミジアを検査する方法
クラミジア感染の検査について伝えしました。
で、ここ数年で利用者が増え続けている検査方法・・・誰にもバレずにこっそりと内緒でクラミジアの感染を確認できる郵送タイプの簡易検査キットを用いたクラミジア検査方法をご紹介。
まず検査の前に検査キット選びです。
自分の検査する項目を選んで発注するのですが、基本的にクラミジアと淋菌感染症は同時に感染している方が多数。
- 不特定多数のセフレ(セックス・パートナー)がいる
- 盛り上がった勢いから、行きずりの相手とヤることがある
- パートナー(セフレ)が頻繁に変わる
- 基本ゴム無し!コンドームの使用が少ない
- 安全日はコンドームを使わない(つかいたくない)
- アナルセックスなど出血するようなセックスをしている
こんな方の場合クラミジアと同時に淋菌感染症、そして咽頭感染のコンボで検査することがポイントです。
そもそも大手の検査キット販売元ではクラミジアと淋菌感染症がセットとなって販売しているケースが大半。それだけ併発している方が多いのでしょう。
最低限このクラミジア+淋菌感染症のセット。
予算の許される状況であれば、上記の2項目+咽頭クラミジア+咽頭淋菌感染症という喉の検査もお勧めしておきます。
仮に性器クラミジアや性器淋菌感染症が確認できても、同時に咽頭に感染している部分がスルーされては意味がありませんからね。
クラミジアに感染中の方の多くは咽頭にも感染、咽頭に感染している方は性器にも感染しているものです。
最近ではいくつかの販売元で採取しやすいうがい液を利用した採取方法を利用しています。
綿棒使って喉の粘膜を弄るのが苦手…という方はこのようなうがい液タイプの咽頭クラミジアキット選んでみるのも良いかと思います
【クラミジア感染まとめ】予防しきれないクラミジアは感染を前提に攻めの検査を!
と、ここまでクラミジア感染症について、ちょっぴり駆け足でお伝えしてきました。
要点をまとめておくと・・・
- 国内の性病で断トツというほど非常に感染者が多い性病(性感染症)
- 女性はとくに男性の多くも自覚症状が無い、または少ないので気づきにくい
- 放置すれば不妊症や深刻な疾患をまねくリスクが高いものの、適切に治療を行えば10日前後で完治可能
というのがクラミジア感染症の主な特徴となります。
もし感染した場合、HIVウイルスや梅毒などの方がはるかに厄介な性病(性感染症ではありますが、感染力や感染のしやすさ・・・という部分までトータルで考えると、じつはこれら以上にリスキーな性病(性感染症)かもしれませんね。
咽頭→性器、性器→咽頭というパターンも多く、単純にコンドームをしっかりと着用したからといって確実にクラミジアを防げるわけではありません。
こういった状況からも、クラミジアは予防や再感染にどんなに注力したところ完璧に予防するのは不可能。セックスに対して積極的なタイプの場合、ある程度は感染することを前提に行動することが肝心なのです。
攻撃は最大の防御!
もちろんゴムの着用などクラミジアから防御するのも大切ですが、完璧に防御するなら誰ともセックスできない・・・という結果に。
これではクラミジアから身を守れても、せっかくの人生を謳歌できませんよね。
なのでセックスを楽しみつつも定期的に検査を行ってください。
検査によって感染時にいち早く発見し、素早くアクションを起こす・・・こういった性病(性感染症)に対する俊敏性が今の時代には必要なのです。ぜひ早めの検査を!
検査項目を絞れば破格で検査可能!検査キットの登場で身近な存在に!
ちなみにクラミジア感染症・淋菌感染症に絞った検査キットなら、金額的にも居酒屋で一杯飲む予算で可能。
セックスを充実させたい男女、または挿入だけじゃなくフェラやクンニなど多少のリスクよりも快楽重視!という方には防御だけでなく、攻めの検査が必須だと思いますよ!